いたばしプロレス(以下、いたプロ)の代表、はやて選手が還暦を迎え、2014(平成26)年に旗揚げされ10周年となる今年ラストを飾る「板橋グリーンホール大会~はやて、還暦だってよ~」が12月22日、板橋区立グリーンホール(板橋区栄町)で開催された。
チケットは完売し、観衆は満員の250人。冒頭のあいさつで、はやて選手は「3日前に60歳になり、いたばしプロレスは11年目に差しかかった。2025年はプロデビュー30周年にも当たるので、これからも応援をお願いしたい」と呼びかけた。
当日は全5試合を行い、4戦目セミファイナルの板橋タッグ王者選手権試合では、第6代王者チームのウルフ智也・拳剛選手に、新納刃・ハッピーロードマン選手組が挑んだ。地元・大山のヒーロー、ハッピーロードマン選手への声援が飛び交うが、ウルフ智也選手がハッピーロードマン選手に変形アンクルホールドを決め、ウルフ智也・拳剛組が初防衛に成功した。
第5戦のメインイベント時間無制限1本勝負では、ディック東郷、はやて、山田太郎、SAGAT組が、グレート・ピカちゃん、いたばし印刷マン、ライディーン鋼、小林香萌各選手と対戦。8人のコミカルな動きと、恒例となったはやて、SAGAT、山田太郎各選手の笑いを誘う駆け引きに会場は盛り上がりを見せた。17分を超える攻防の末、最後はグレート・ピカちゃん選手がはやて選手をエビ固めで抑え込み勝利。はやて選手は惜しくも還暦記念試合で勝利を収めることができなかったが、グレート・ピカちゃん選手から誕生日祝いのメッセージとともに「60歳のプロレスを見せてピカー」と呼びかけられ、場内には「はやてコール」が鳴り響いた。
2025年は2月1日、舟渡町会大会でスタート。続いて2月8日には下赤塚梶山町会大会を予定している。いずれも観戦無料。2月23日にはグリーンホールで、観戦無料の「ファン感謝デー2025」を開く。抽選で当選すると観戦ができる。ファンクラブ会員は申し込みのみで観戦可能。