板橋区立熱帯環境植物館(板橋区高島平8)開館30周年を記念した「ねったいかんフェスティバル」が9月21日~23日、同館で開催される。
東南アジアの熱帯雨林を再現した温室(写真提供=板橋区立熱帯環境植物館)
同館は1994(平成6)年9月、隣接している板橋清掃工場の余熱を利用した省エネルギー型施設として開館。東南アジアの熱帯雨林を再現し、約700種2000本の植物を展示。地下のミニ水族館では、海水・汽水・淡水と3つの水域にすむ生き物約150種2500匹を展示している。
同館職員の平井真一郎さんは「今年は開館30周年。マレーシア・ペナン植物園と友好提携して30周年を迎えるということで、昨年よりマレーシアを身近に感じて交流を深められる企画を増やした」と話す。
開催期間の3日間は入館無料にするほか、21日は開館記念ピンバッジ、22日は植物の栽培ポット、23日はオリジナルクリアファイルを先着で進呈する。併せて、生き物と触れ合えるイベントや、マレーシア舞踏「ムカール・ブダヤ」ショー、マレーシア食文化ライターの古川音さんによるギャラリートークショー、自然素材を使った工作などのイベントも企画。3日間を通して、エントランス前にはキッチンカー、マレーシア・ボルネオ島手工芸品店、フェース・ボディーペインティングなどの店が出店する。
平井さんは「23日の、八景島シーパラダイスからやって来るケープペンギンと記念写真を撮れるイベントは毎年長蛇の列ができる。この機会に熱帯館のことを多くの人に知ってもらえたら」と呼びかける。
「マレーシア・ペナンフェア」は9月29日まで開催。マレーシアの自然・街並みなどの写真展示、伝統工芸品や伝統衣装ニョニャ・クバヤの展示、マレーシアの自然や食文化に関するパネル展示や企画展示を行っている。
開館時間は10時~18時(入館は17時30分まで)。月曜休館(祝日、休日の場合は翌日)。入館料は、一般=260円、小中学生・65歳以上=130円、未就学児無料(土曜・日曜は小中学生無料)。