パリオリンピックで、フェンシング女子サーブル団体で銅メダルを獲得した江村美咲選手と、女子フルーレ団体で銅メダルを獲得した上野優佳選手が9月5日、板橋区役所を表敬訪問した。2人は2022年から板橋区スポーツ大使を務めている。
出迎えた坂本健区長は「2人のオリンピックでの活躍は大きな感動を与えてくれた。江村選手は日本選手団の旗手を、上野選手は最年少アンカーを務め、想像を絶するプレッシャーだったと思う。そんな中、フェンシング女子史上初のメダル獲得という大変な偉業を達成し、板橋区としても大変誇りに感じている。これからも板橋区スポーツ大使として力を貸していただきたい」と話した。2人には区長が表彰状(特別賞)とメダルを授与した。
江村選手は「自分らしいフェンシングができなくて大変苦しかった。そんな中でもチームメートの頑張りや応援の力が励みになった。悔しさもすごく残っているので、4年後にしっかりリベンジできるように頑張りたい」と報告。
上野選手は「個人戦では初戦敗退と悔しい結果だったので、団体戦では何とかメダルを取りたいという気持ちで挑んだ。メダルが獲得できてうれしい。東京五輪の後に板橋区を訪問した際は6位という結果だったので、今回はメダル獲得を報告できて良かった」と話した。
オリンピックをきっかけにフェンシングに興味を持った子どもたちに向けて、江村選手は「フェンシングは見るのも面白いが、やるともっと面白い魅力あるスポーツなので、ぜひ一度体験してみてほしい」と呼びかけた。