「0さいからたのしめる うたとえほんのよみきかせ会 ぽかぽかおはなしひろば」が6月3日・4日の2日間、板橋区立文化会館(板橋区大山東町)で開催された。
主催は公益財団法人板橋区文化・国際交流財団で、同館の大ホールロビーを開放し、街にさらなるにぎわいを創出するロビー開放事業の一環。今回は大きな窓から明るい日差しが入る大ホール2階ロビーが会場となった。
当日は都内の音楽教室や保育園・幼稚園などでボーカルやリトミックの講師として活躍している池羽由(いけばゆう)さんが「うたのおねえさん」として登場。「幸せなら手をたたこう」の歌に合わせながら手をたたいたり、絵本のストーリーに合わせて体を動かしたりするなど、さまざまな歌や絵本やリズム遊びで参加者を楽しませた。
0歳の子どもと参加した依田命(みこと)さんは「児童館でチラシを見て参加した。文化会館の前はよく通るが、中に入ったことはほとんどなかったので、こういうイベントがあるのはいいと良いと思う。育休中で日中は子どもと2人で過ごしているので、私自身の気分転換にもなった」と話していた。
同財団の板橋沙希さんは「たくさんの人、いろいろな世代の人に施設に来てほしいという思いがある。今回は赤ちゃんと幼児、その保護者のための企画を考えた。このイベントをきっかけに、施設に気軽に足を運んでほしい。今後も鑑賞するだけでなく、体験したり、親子でコミュニケーションを取ったりするアートイベントを開き、保護者同士がつながる基盤にもなれれば」と話す。