大東文化大学(板橋区高島平1)で「高島平ゆめのまち産学連携プロジェクト」が始動し、5月31日、1回目のワークショップが開催された。
研究室で同プロジェクトを扱う同校社会学部准教授・飯塚(めしつか)裕介さんは「今回は検討の第一歩。意見を出し合って夢のある高島平の未来像を描きたい」とワークショップの意図を話す。
ワークショップでは、連携する各社の特徴についての説明や、建築模型を手がけるベナ(成増2)が制作した都市模型を用いた未来予想について意見交換が行われた。
参加した豊田真都(まひろ)さんは「普段会えないような企業の人たちが集まっていて緊張したが、模型を見るとプロジェクトの実感が涌き、ワクワクした」と話していた。
ワークショップに参加したUR都市機構は、3月26日に決定した板橋区の「交流核形成まちづくりプラン」の実現に向け、高島平地域全体のまちづくりを推進するために定めた基本協定と、交流核の整備を協働して推進するための実施協定の2つの協定を3月、板橋区と締結している。
同じく、ワークショップに参加したトヨタモビリティ東京(港区)も、板橋区の地域活性化に向けた連携を図るため、包括連携協定を同大と3月に締結している。