9匹の「らくがき鯉のぼり」が現在、ハッピーロード大山商店街のアーケードを彩っている。
「らくがき鯉のぼり」は、全長5メートルの白無地のこいのぼりに近隣の保育園の園児らが絵や文字を描いたもの。同商店街では2011(平成23)年からアーケード内にこいのぼりを飾っているが、「らくがき鯉のぼり」を始めたのは2018(平成30年)年。コロナ禍で見送った2021年、2022年を除いて毎年実施し、今年で5回目。今では商店街の恒例行事になっている。
今年は9つの保育園が参加した。カラフルな手形を付けたものや、布を染めてからペイントしたものなど、落書きのスタイルは園によってさまざま。それぞれ違った表情を見せる9匹のこいのぼりがアーケード内を泳いでいる。
同商店街振興組合の専務理事兼第一事業部部長の臼田武志さんは「初めて『らくがき鯉のぼり』を行った時、出来上がったこいのぼりが予想外の仕上がりでびっくりした」と振り返る。「大人だったら、うろこを描いて色を塗ったり、ちょっと変わった柄にしたりすると思う。園児たちのこいのぼりには、カバなどの動物や花、友達の顔などが描かれていて驚いた。毎年どんなこいのぼりが完成するのかを楽しみにしている。園児たちが描いた個性豊かなこいのぼりを、ぜひ見に来てほしい」と呼びかける。
掲揚は5月末までを予定。