「板橋区SDGsプラットフォーム」設立プレイベント「いたばしSDGsフォーラム」が3月18日、ハイライフプラザいたばし(板橋区板橋1)で開催された。当日は、企業や社会福祉法人、いたばしのいっぴん認定事業者などの団体約70社が参加した。
板橋区SDGsプラットフォームは、区内でSDGsに取り組む企業や団体とのパートナーシップ構築や支援を目的とした取り組み。主にSDGsモデル事業、公民連携デスク、SDGsパートナー認定制度の3つの要素で構成し、今秋にポータルサイトの立ち上げを予定する。当日は、板橋区ブランド戦略担当課の阿部雄司課長が概要を説明した。
その後、日本工営(千代田区麹町5)サステナビリティデザイン室長・菊池淳子さんがSDGsやESGを取り巻く社会環境の流れについて、法政大学デザイン工学部の川久保俊教授が自治体と民間との連携について、それぞれ講演を行った。
川久保教授は講演の中で、SDGsを地域にローカライズする重要性について熱弁を振るった。「SDGsという言葉が『認知』されることがSDGs1.0で、次はSDGs2.0へ進んでいく。そこには『行動』『フォローアップ』が求められる。他の地域からまねされるような先進的な取り組みがたくさん生まれてほしい」と板橋区の取り組みに期待を寄せた。
講演後は第2部として、板橋区ゆかりの商品の試食なども交えた交流会を開催。あいさつに駆け付けた坂本健板橋区長は「板橋区は絵本のまちでもある。SDGsを学べるボードゲーム『いたばしさんぽ』もまた、絵本の要素を大切にしている取り組み。こうした絵本を生かしたまちづくりを進め、板橋区を発展させていきたい」と話した。