三田線・高島平駅東口(板橋区高島平8)の高架下で12月4日、地域イベント「高島平マルシェ」が3年ぶりに開かれる。
高島平マルシェの始まりは2015(平成27)年12月。高島平マルシェ実行委員を務める「timespot」の篭谷奈央さんによれば、スタートはわずか3店舗の出店だったという。「高島平地域ににぎわいを」と回を重ねるごとに地域の飲食店や商店などの出店数が増え、親子向けのワークショップや音楽演奏なども行い、これまでに開催10回を数える高島平地域を代表する地域イベントになった。2020年はコロナ禍で中止、2021年はオンラインで開催。リアルイベントの開催は3年ぶりとなる。
篭谷さんは「コロナ禍で開催を諦めざるを得なかった高島平マルシェが、『そろそろいいかな』と協議を重ねて再開に踏み切った。3年前同様の完全復活とは言えないまでも、またあの場所で、皆さんの笑顔に会えるのが楽しみ」と話す。
timespotは同所を拠点にする「いたばしデザイン同好会」デザインのご当地・板橋オリジナルグッズ販売で出店し、四川料理店「剣閣」は台湾屋台名物のルーロー飯を、もんじゃ焼き・お好み焼き店「四季」はイノシシ鍋などのジビエ料理やジビエ肉を、パンとサンドイッチ販売店「グランピエール」はマルシェ限定の黒豆チーズパンなどを、それぞれ販売。今回初出店となる板橋区立熱帯環境植物館は、ドライフルーツやオリジナルグッズを販売する。
ナポリピッツァ職人選手権(2019年)クラシカ部門の日本チャンピオンになった職人の店「IL NESSO pizza napoletana(イルネッソ ピッツァ ナポレターナ)」が茨城県守屋市から出店するほか、高島平駅前のイタリア料理店「La Cutalina(ラ・クッタリーナ)」、キッチンカーによるハンバーガー店「9's HAMBURGER」、「板橋のいっぴん」に認定された「高島平ビール」などを手がける「若松屋酒店」、クラフトビール醸造店「クランクブルーイング」、ヨーロッパの古着を扱う「Vrisko(ヴリスコ)」などが出店。
アクセサリー、毛糸や麻ひもなど手編みの小物、泥棒をモチーフにした工芸品販売など、ハンドメード雑貨販売のブースも複数並び、織り布製のマフラーやポーチなどの雑貨販売を手がける一般社団法人「ロッキー」は現代手織り「さをり織り」の体験会も行う。
開催時間は10時~15時。