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板橋でアートイベント「東京五感公園2021」閉幕 光の演出で会場彩る

カラフルに点灯する風船で幻想的な空間を演出する噴水広場

カラフルに点灯する風船で幻想的な空間を演出する噴水広場

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 都立赤塚公園サービスセンター(板橋区高島平3)と噴水広場周辺で8月28日、アートイベント「東京五感公園2021」が閉幕した。

完成した「TAKEAKARI」群も夜の会場周辺をともす

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 最終日の夜は、「TAKEAKARI(たけあかり)」と光る風船が会場を幻想的に彩った。

 同イベントを企画運営する「time spot(タイムスポッと)」は昨年、コロナ禍の中、「深呼吸」をテーマに「東京五感公園2020」を10月下旬の開催に向けて夏から準備を進めていたが、感染拡大の懸念から開催予定の2週間前にイベント開催中止を発表。今年3月には通常開催を断念し、公園内の展示物やインスタレーション作品をSNSで画像や動画配信するオンラインイベント「東京五感公園WEB(ウェブ)」を開催した。

 「東京五感公園2021」は5月から準備を進めていたが、まん延防止等重点措置や緊急事態宣言の延長が繰り返される中で東京都公園協会職員と協議を重ね、ソーシャルディスタンスを十分に取れる少人数の完全予約制、消毒などできる限りの感染防止対策を行い、一部の屋内展示と屋外での短時間開催を前提に、「Wish(ウィッシュ)~願い」をテーマとするイベント実現にこぎ着けた。

 サービスセンター内では8月21日~28日、「time spot(タイムスポット)アート教室」の子どもたちが描いた動物の絵画作品を展示する「動物園」展示と、アート作家・筒井友美さんの作品「Memories of Akatsuka Park(メモリーズ・オブ・アカツカ・パーク)」と、白線画家・猫沢八郎さんが昨年行ったワークショップ作品を使った「予言獣に願いを込めて」を展示した。

 噴水広場の一角には、「time spotアート教室」参加者による共同作品「空の壁画」を展示し、8月21日・22日・25日・28日の4日間は午前と午後で2時間ずつ、竹筒に電動ドリルで穴を開けるなどして展示するための「竹明かり」を共同製作する「TAKEAKARIワークショップ」を開いた。最終日は日が暮れ始める前に、サービスセンター前から噴水広場までの道筋に「竹明かり」を設置した。

 最終日のメインイベント「光る風船を空に飛ばそう!」は19時15分、事前予約していた来場者が手にしたLEDライト付き風船100個と、噴水周辺に設置した風船200個の明かりを点灯。15分間、色を変えながらカラフルに点滅する風船と竹明かりの光で噴水広場を幻想的に彩り、「東京五感公園2021」が静かに閉幕した。

 「time spot」は同イベント終了後、「コロナ禍で、感染対策をとりながら、できるギリギリの最大限をと企画したイベント。来場くださった皆さまと共有できたこの景色は、この夏の宝物のような思い出」だと、「東京五感公園」のフェイスブックページに感謝のメッセージをつづった。

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