板橋の小豆沢体育館(板橋区小豆沢3)で9月24日、「東京エクセレンス」と「アースフレンズ東京Z」によるBリーグ開幕戦の東京ダービーが行われた。
Bリーグは今年から始まったプロバスケットボールの新リーグ。板橋を本拠地に活動する「東京エクセレンス」は、B2リーグ中地区に属する。開幕戦をホームで迎えたこともあり、初日は1000人を超える人が会場に足を運んだ。今回初めて応援に駆け付けたという地元の人も多かった。
オープニングセレモニーで坂本健板橋区長は「Bリーグ開幕に向け、体育館の床を張り替え照明にはLEDを設置した。この地元会場で選手には思う存分戦ってもらい、会場の皆さんにはしっかり声援してほしい」とあいさつ。区長は始球式ならぬ「始フリースロー」も行い、会場を沸かせた。
ハーフタイムには、東京エクセレンスチアリーダーズ「エレガンス」のパフォーマンスや、チームのオフィシャルブースターである「Voice of Mind」のミニライブも行われた。
試合は前半から点を取り合うシーソーゲームで白熱し、ホームの声援を受けて点を伸ばした「東京エクセレンス」が90-72のスコアで開幕戦を制した。
初めて観戦に来たという男性は「地元で気軽にプロスポーツが楽しめるならと思って足を運んだ。試合だけでなくハーフタイムや応援の演出も予想以上に楽しく、今度は仲間を誘ってグループで楽しみたい」と興奮気味に話した。
今年から場内でのアルコールも解禁され、クーラーボックスを抱えたスタッフが観客席にドリンク販売にまわる場面も。スタッフの一人は「ドームで野球観戦するのと同じぐらい、体育館でのバスケ観戦を気軽に楽しんでもらいたい」と話す。
次回ホームでの試合は10月22日。オフシーズンには区内の学校やイベントに顔を出し、積極的に地元での交流を行ってきた東京エクセレンス。チームの広報担当者は「新リーグでの戦いを多くの区民に応援してほしい」と呼び掛ける。