板橋区在住のアート作家・猫沢八郎さんと、地域振興イベントを手掛ける任意団体「いたばしものがたりプロジェクト」が9月19日~22日の4日間、creation space en∞juku(クリエーションスペース・エンジュク=板橋区板橋3)や板橋区立東板橋図書館(加賀1)で「with コロナ」をテーマにしたワークショップやトークイベントを行う。
「新型コロナ禍のまちづくりを考えるTalk Tree WORKSHOP」も開催
猫沢さんは「白線(はくせん)画家」の肩書で絵画や造形作品を手掛けるクリエーターで、アート作品を共同制作するワークショップを都内を中心に展開。昨年は区内各所で体験型ワークショップを開き、高島平駅構内や都立赤塚公園、板橋区役所庁舎などで作品展示を行っている。
猫沢さんは「今年は新型コロナ禍の影響もあって一般向けのワークショップ開催はしばらく控えていたが、いたばしものがたりプロジェクトと昨年に続いてコラボイベントを行うに当たり、『ウィズコロナ』をテーマにしたアート作品を作ろうという話になりワークショップ開催を決めた」と話す。
今回、「疫病退散!予言獣アートワークショップ」と題し、19日はcreation space en∞juku、20日は東板橋図書館3階視聴覚室を会場に、新型コロナ禍で疫病退散のシンボルとなったアマビエや板橋区ゆかりの神社姫(じんじゃひめ)など江戸時代に疫病除けの護符となった「予言獣(よげんじゅう)」をモチーフにした「パズルアート」作品作りを行いながら、予言獣の伝承などを解説するワークショップを開催。22日にはアマビエと神社姫作品を使った「ぬり絵教室」をcreation space en∞jukuで行う。
「予言獣アートワークショップ」は、19日=11時~・13時~・15時~・17時~の4回、22日=10時30分~・13時~・15時~の3回。参加無料だが、会場でアマビエの出現地でもある「熊本県南豪雨義援金」チャリティーの募金を行う。参加者はクレヨン・色鉛筆の持ち込み可。
20日の東板橋図書館イベントは、10時~・11時30分~・13時30分~・15時~の4回。5歳からの年長児童や小学生親子らを対象に、各回定員は家族5組(10~15人)。参加者はクレヨンの持ち込みも可。開催当日も東板橋図書館1階カウンターと電話で参加申し込みを受け付ける。参加無料。
21日はen∞jukuを会場に、まちづくりに関わるゲストを招いたトークセッションイベント「新型コロナ禍のまちづくりを考えるTalk Tree WORKSHOP」(10時30分~、1ドリンク・軽食付き1,000円)と、板橋区在住の郷土史家・葛城明彦さんを講師に「人はなぜ『作り話』」を信じるのか~伝説・デマ・怪談の発生とその伝播(でんぱ)」と題したセミナー(14時30~、1ドリンク付き500円)を行う。
いずれのイベントも要マスク着用。えんじゅくギャラリーで行う各イベントは、特設フォームで参加申し込みを受け付ける。