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板橋で近藤勇と太宰治コラボ講演 歴史散歩や江戸時代の卵料理再現も

新選組研究&文学史コラボセミナー「近藤勇と虎徹(こてつ)」

新選組研究&文学史コラボセミナー「近藤勇と虎徹(こてつ)」

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 いたばしものがたりプロジェクトは6月1日・2日・16日の3日間、いたばし総合ボランティアセンター(板橋区本町)などを会場に、新選組・近藤勇をテーマにした歴史イベント「近藤勇の最期 おかわり!」を行う。

4月開催時の「たまごふわふわを食べる会」の様子

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 幕末の1868(慶応4)年の旧暦1月上旬、その後の戊辰(ぼしん)戦争へとつながる鳥羽伏見の戦いで、近藤勇ら新選組は旧幕府軍として新政府軍と戦うも敗走。同年3月の甲州勝沼の戦いにも破れ、4月に下総国(しもうさのくに)・流山(現在の千葉県流山市)で兵を集めていたところを新政府の東山道(とうさんどう)軍に急襲されて投降。当時、東山道軍本営が置かれていた板橋宿に連行された後、20日間の取り調べを経て4月25日(新暦1868年5月17日)に斬首されたと伝えられている。

 JR板橋駅東口近くにある「新撰組隊長 近藤勇墓所」(北区滝野川7)では毎年4月下旬に供養祭が行われ、地元商店街でも「滝野川新選組まつり」が開かれるなどして例年多くの新選組ファンが訪れる。

 6月1日・2日は今年4月に実施したイベントの再演。1日は日本史家・作家の葛城明彦さんのガイドで板橋宿の観光スポットや近藤が幽閉された豊田家屋敷跡などを巡り、途中で近藤の好物だったともいわれる江戸時代の卵料理「たまごふわふわ」の食事会を挟んで、板橋駅前の墓所や処刑場跡地とされる場所などを案内する歴史散歩を行う。2日は葛城さんによる歴史セミナー「板橋宿と近藤勇 最後の二十日間」と、おとなりstand&works(板橋区板橋3)店主・ながせけんぞうさんが調理する「たまごふわふわを食べる会」をそれぞれ行う。

 16日は「新選組&文学史コラボセミナー『近藤勇と虎徹(こてつ)』」を開催。いたばしものがたりプロジェクト運営事務局代表が文学史トーク「太宰治と近藤勇」を行うほか、新選組刀剣研究家・権東品(ごんとうしな)さんによる「近藤勇が池田屋事件で使った虎徹は本物だった」や、権さんと新選組史に明るい「blog新選組徒然(つれづれ)日記」主宰・汐海珠里(しおみじゅり)さんによる「板橋で処刑された近藤勇の首の行方」など新選組研究による関するセミナーを開く。

 いたばしものがたり運営事務局代表のトモタさんは、「4月に定員オーバーで参加募集を早々に締め切った企画を、関係者の協力を得て再度行う。太宰には一部のファンや研究者には知られた近藤を主人公にした短編作品があって、創作背景を調べる過程で近藤と懇意にしていた人物と太宰とのつながりやネタ元の謎に行き当たった」と言い、「今年は太宰生誕110年。さらに近藤の墓所建立に尽力した新選組・永倉新八の生誕180年で、墓所内に増設された永倉の墓建立から90年。この節目の年に、新選組研究家とのコラボ企画ができる意義は大きい」と話す。

 16日は、権さんによる近藤勇の刀の押し型のプレゼント企画も行うという。

 6月1日の歴史散歩は14時集合、14時10分出発。集合場所は都営三田線・板橋本町駅A4出口隣接の「YUMEパーク大和町」(板橋区大和町)内。参加料金は2,000円(配布資料あり、たまごふわふわ、1ドリンク付き)。要事前予約、定員は先着10人。

 2日の歴史セミナーは14時開場、14時30分開演。会場は、いたばし総合ボランティアセンター1階・第1ルーム。参加料金は500円(配布資料あり)。定員は40人。「たまごふわふわを食べる会」は17時開場、17時30分開演。会場は、おとなりstand&works・ミーティングルーム。参加料金は1,000円(配布資料あり、たまごふわふわ、1ドリンク付き)。要事前予約、定員は先着10人。

 16日の講演は12時30分開場、13時開演。会場は、いたばし総合ボランティアセンター1階・第1ルーム。料金は、4月開催分を含む関連イベント参加者=1,500円、事前予約=2,000円、当日=2,500円(配布資料あり)。定員は事前予約を含め、先着40人。

 いずれも事前予約は「いたばしものがたりプロジェクト」のファイスブックページや、参加申し込み特設フォームで受け付ける。

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