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板橋のギョーザ専門店で「ジビエギョーザ」販売へ 豊前産シカもも肉使う

板橋のギョーザ専門店で「ジビエギョーザ」販売へ 豊前産シカもも肉使う

板橋のギョーザ専門店で「ジビエギョーザ」販売へ 豊前産シカもも肉使う

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 ギョーザ専門店「Mikiya Gyoza Stand(ミキヤ・ギョーザ・スタンド、以下ミキヤ)」(板橋区仲宿、TEL03-3961-3816)が現在、豊前(ぶぜん)ジビエを使った「シカもも肉のラグーギョーザ」を数量限定販売している。

販売初日に同店を訪れた豊前市・後藤元秀市長(左)

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 「シカもも肉のラグーギョーザ」(3個600円)は、福岡県豊前市産・天然のシカもも肉を3日間煮込んでギョーザにしたもの。ミキヤ店主・三木教一(のりかず)さんによれば、近隣の飲食店経営者と共に「豊前ジビエセンター」などの見学ツアーに昨年参加し、「ジビエメニューの商品化ができたらと、ラグーパスタをイメージしてシカ肉を使ったギョーザ作りに取り組んだ」という。「数量が限られているため、早ければ1月27日で販売終了になるかもしれない」と三木さん。販売期間中、シカ肉に合う赤ワイン(グラス=400円)も提供する。

 「豊前ジビエセンター」(豊前市大西)は、野生のシカやイノシシなどによる農林業への被害が深刻化していたことから豊前市が開設し、2019年の本格稼働に向けて昨年10月から操業をスタートしたジビエ処理施設。昨年12月4日には、道の駅「豊前おこしかけ」や「うみてらす豊前」といった市内施設でジビエの販売を始めた。豊前市は有害鳥獣被害の軽減だけでなく、同市特産品としてジビエのブランド化を進めている。

 三木さんは、当時閉店していた中華料理店「三木家」のギョーザの味にほれ込み、味と店名を引き継いで同店を2017年7月にオープンした。それまではニューヨーク在勤で会計関係の仕事に就いていたという異色の経歴で、「板橋で店を成功させて、ゆくゆくはニューヨークとパリに店を開いてミキヤのギョーザを世界に紹介できたら」と話す。

 スタート当初は作りたての「焼きギョーザ」と調理前の「生ギョーザ」のメニュー2種類・テークアウト販売のみだったが、店内カウンターに6席のイートインを設置。地域のグルメイベントに「カレーギョーザ」や「パクチー水ギョーザ」(後にレギュラーメニュー化)を開発し、板橋区内の農家とコラボレーションした「川口農園のさや隠元とお肉のギョーザ」など、数々の創作ギョーザを数量限定で提供しながらレギュラーメニューを拡充してきた。

 イートインでは、焼きギョーザ(5個250円)、水ギョーザ(5個250円)、肉ギョーザ(5個400円)、大葉と肉のギョーザ(1個80円)、パクチートッピング(50円)のほか、生ビール(500円)、シャリキリレモン(400円)、ハイボール(300円)、ウーロンハイ(300円)、スパークリングワイン(300円)、ソフトドリンク(150円)のドリンク提供も行う。

 テークアウト販売ではイートインのギョーザメニューのほか、生ギョーザ・冷凍生ギョーザ20個(以上700円)も用意。昨年末から冷凍ギョーザお徳用パック「野菜ギョーザ30個」(900円)、「肉ギョーザ20個」(1,100円)の販売も始めた。ギョーザはいずれもにんにく不使用。

 営業時間は11時30分~19時30分。火曜・水曜定休。

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