板橋区役所1階区民イベントスペースで8月17日、「平和絵画・原画展」が始まった。
「平和都市宣言」を掲げる板橋区が、平和の尊さや戦争の悲惨さを伝えようと取り組む平和祈念事業の一環で1995年から毎年開いている同展。
会場では、区立の小・中学校から集めた138点の中から優秀作品30点を展示。「戦争のない世界へ」「平和な世界にはばたけ」など、子どもたちが平和について思うメッセージを表現した絵画が並ぶ。
初日には坂本板橋区長らも会場に集まり、優秀賞受賞者への賞状贈呈式などを行った。
本年度は「広島平和記念資料館」の協力で、広島市民が描いた原爆の絵の複製画や、戦災資料を展示している。
優秀賞に選ばれた一人は「戦争の悲惨さ、原爆の悲劇が忘れられないように。自分自身の心にも刻むためにこの絵を描いた」と話す。それぞれの作品にこめられた平和への思いに、区役所を訪れた多くの人が立ち止まって鑑賞していた。
展示期間は、8月23日まで=板橋区役所1階区民イベントスペース(平日8時30分~17時)、8月25日~30日=赤塚支所1階ギャラリー(9時~21時)。