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板橋の地域交流スペースで自主上映会 社会の課題と向き合う居場所づくりを

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ロコ・ベリッチ監督作品「happy -幸せを探すあなたへ」©Wadi Rum Films

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 ドキュメンタリー映画の自主上映会を手掛ける「Locial Cinema(ローシャル・シネマ)」がcreation space en∞juku(クリエーション・スペース・エンジュク、板橋区板橋3)で1月31日、ロコ・ベリッチ監督作品「happy -幸せを探すあなたへ」の上映と交流会を行う。

上映作品のチラシを手にする代表・福岡志保美さん

 Locial Cinemaは世界各国のドキュメンタリー映画の市民上映会を行う個人プロジェクトの名称で、代表の福岡志保美さんが「ローカル(地域)でソーシャルシネマ」「ローカルに愛(i)を」との思いから名付けた。

 福岡さんは元々映像制作の現場に携わり、プロデューサー的な立場で郷土史や伝統芸能を題材にしたドキュメンタリー映画の企画に取り組むも挫折を味わったという。「若さから思いばかりが先行してしまい、資金面などの諸事情から企画が頓挫してしまった。その後もほかの現場で映像制作に関わっていたものの、いろいろとあって映像業界を離れることにした」と話す。

 異なる業種で昼夜働き、空いた時間は自宅や職場近くの図書館に通って興味の赴くままに本を読みあさる日々を過ごし、農業や伝統工芸が抱える地域課題や難民問題などに関するものばかり読むうちに、「社会や地域の課題にスポットライトを当てながら、地域の人たちと関わりながらまちづくりに関わる」ことを何か一つでも形にしたいと考えるようになったという。そんな折、ドキュメンタリー映画の自主上映会があることを知って参加した。

 「ドキュメンタリー映画は一人で見て楽しむだけでなく、複数の人と見て映画が提言する内容について意見交換をすることで理解を深め、さまざまな地域や人の文化的な背景や価値観に触れて多くの気付きを得ることができる」と福岡さん。「自身も映画の力で地域コミュニティーの活性化や社会課題と向き合う居場所作りをしていきたい」と話す。

 今回上映する「happy -幸せを探すあなたへ」は、アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞のノミネート実績(「ジンギス・ブルース」)を持つロコ・ベリッチ監督が、心理学や脳医学分野の世界的権威や、ダライ・ラマ14世などさまざまな人々にインタビューを行いながら、日本人プロデューサーと共に4年の歳月をかけて世界5大陸16カ国を巡って人間の幸福度を高める鍵を読み解くことを試みたドキュメンタリー映画。2012年に公開され、数々の国際映画賞を受賞した。

 福岡さんは「幸せの追求は普遍的なテーマで、さまざまな価値観に触れることができる作品。公開から5年たっても古さを感じさせず、いろいろな気付きが得られると思う。Locial Cinemaを仕掛けていく上でも、新年の新たなスタートを切る人にもふさわしい内容と考えて、上映作品の第1弾に選んだ」と話す。1月20日に1回目の上映を行い、31日は2回目の催しとなる。

 今後も世界各地のドキュメンタリー映画から毎月1作品を取り上げ、同会場で上映会を月2回程度行っていくという。2月には、食料廃棄問題を取り上げる「0円キッチン」の上映を予定する。

 映画上映後の感想シェアタイム(交流会)では「プナム基金」などの慈善活動も紹介。参加者に「結(ゆい)カード」という社会貢献型地域通貨のカードにコメントを添えてもらい、1年おきに貯まった分を上映会の売り上げの一部から寄付するという。

 18時30分開場、19時上映開始。交流会は上映終了後、希望者を募って行う。参加費は上映会=1,000円(高校生以下無料)、感想シェアタイム=500円。

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