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成増で世界に1冊だけの手作り絵本イベント 原画紹介、おはなし会や展示会など

視聴覚室に掲示した「みんなでつくろう!てづくりえほん出張版」原画

視聴覚室に掲示した「みんなでつくろう!てづくりえほん出張版」原画

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 板橋区立成増図書館(板橋区成増3)で12月1日、「てづくりえほん原画展」が始まった。

所蔵の手作り絵本は今回で25冊を数える

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 小学生以下を対象に成増図書館で10月15日~11月9日の間に募集した読書週間特別企画「みんなでつくろう!てづくりえほん」参加者63人による「長ぐつをはいたネコ」「ラプンツェル」「十二支のはじまり」の絵本3作品をモチーフにした原画63枚と、10月28日に区立教育科学館と常盤台地域センター(いずれも板橋区常盤台1)で開かれた「とびだせ!としょかん!~絵本の世界へようこそ~」内で行われた絵本作り講座「みんなでつくろう!てづくりえほん出張版」に参加した親子20組で分担した「ブレーメンのおんがくたい」モチーフの原画20枚、計83枚を作品ごとに掲示する同展。

 11月26日には、「てづくりえほん出張版」参加者による20枚の原画を基に製本した手作り絵本「ブレーメンのおんがくたい」を使い、成増図書館職員による読み聞かせイベント「スペシャルおはなし会」が開かれた。

 「ブレーメンのおんがくたい」と、同図書館の読書週間特別企画で集められてデータ化された3作品の原画をプロジェクターに投影しながら読み聞かせを行う「てづくりえほん スペシャルおはなし会」が12月3日(14時~14時30分)、絵本作り講座の参加を問わず小学生とその保護者を対象に視聴覚室で開かれる。

 同館職員の清水尚美さんによると、同図書館で2009年から開催されている手作り絵本講座は今回で8年目。5年目までは原画展のみ行っていたが、2015年から原画データの上映と読み聞かせを行っているという。

 同企画は毎年秋の読書週間に合わせて開き、毎回職員が選定した名作絵本3作品をそれぞれ20場面に分け、参加希望者は先着順に選んだ1場面のテキスト(または表紙となる作品タイトル)から1枚絵を作成し、募集期間内に図書館受付に提出する。

 4年前から同企画に携わるようになったという清水さんは「毎年参加するリピーターの子もいて、参加募集期間初日の朝に図書館の外で開場を待って申し込みをする人もいるほどの人気企画。好評ぶりを受けて、10月の『とびだせ!としょかん!』で出張版企画の実現につながった」と話す。

 これまで同様に今回集めた原画を基に同館を通じて製本され、世界に1冊しかない手作り絵本として収蔵。板橋区立の各図書館で貸し出しを受け付ける。

 原画展では、同図書館視聴覚室内外の壁面と児童コーナーに原画を掲示する。入場無料。12月28日まで。

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