板橋区立文化会館(板橋区大山東町、TEL03-3579-5666)大ホールで10月25日、「避難訓練コンサート」が行われる。
東京藝術大学の学生が中心となり2011年に結成した吹奏楽団「ぱんだウインドオーケストラ」のコンサート中に地震が発生したという想定で避難訓練を行う同企画。
楽団名は、同じころに2頭のパンダが上野動物園にやってきたことに由来する。団員たちが2015年に大学を卒業して以降も、国内外のコンクールで入賞を果たしているほか、全国放送のテレビ番組で演奏を披露するなど注目を集めている。
当日は、同楽団オリジナルの代表曲「PANDASTIC!!」や、アルフレッド・リード「アルメニアン・ダンス パート1」などの吹奏楽曲を披露する予定。避難訓練終了後は再びホールへ戻ってコンサートを再開する。
同館事業課の佐藤真季さんは「避難訓練コンサートは他地区の文化会館などでも行われており、通常は警察庁や消防庁の音楽隊を呼んで行うことが多いが、今回は今話題の吹奏楽団に企画を賛同してもらうことができた。当施設では初の試みとなるが、敷地内には起震車や煙体験ハウスも用意しているので、コンサートを楽しみながら防災意識を高めるきっかけにしてもらえれば」と話す。
開催時間は14時~15時45分。参加無料。定員300人。往復はがきによる事前申し込み制(9月30日必着、申し込み者多数の場合抽選)。