AKBメンバーの峯岸みなみさんが5月31日、第9回AKB総選挙への出馬に当たり、「選抜メンバーに入った場合、両親が経営するビアパブ『キリギリス』で祝賀会を行う」と選挙公約を発表した。
「キリギリス」(板橋区高島平8、TEL 03-6906-8251)は板橋を地元とする峯岸さんの両親が、地元活性化につながればと始めた喫茶店「ティールームタネ」からスタートした店。その後、峯岸さんの父であるマスター・峯岸貴一さんのビール好きが高じてビアパブに業態を変更し、峯岸さんのファンだけでなく近所の人やビール好きの人たちが集まる憩いの場となっている。
貴一さんは「クラフトビールが好きで、ビアパブを始めた。クラフトビールは一般的なビールに比べて高額だが、その分とてもおいしいと思う。それぞれ個性のあるクラフトビールを普及させたい。そのためにも、お客さまが居心地良く、おいしいクラフトビールを飲めるようにというのを第一に店づくりをしている」と話す。
復興支援などのつながりで岩手県を訪れる機会が多かった貴一さん。現在も、岩手県山田町などを訪れ、イベントへの出店などを続けている。その縁もあり、店では岩手県のベアレン醸造所のビールをメインに取りそろえる。
今回の公約については、「店で何かやりたいとは聞いていたが、本当に公約にするとは思っていなかった部分もあり驚いた。広い店ではないので大勢の人は入れないが…」と戸惑いを隠せない様子。公約が実現した場合については、「まだノープラン」と笑う。
総選挙の結果は6月17日に発表される。峯岸さんの公約を知った取引先の担当者などから「乾杯用のビール手配は任せろ」などの声が集まっているといい、貴一さんも祝賀会の実現に向けて意欲を見せている。