板橋区立グリーンホール(板橋区栄町)2階ホールで5月21日、地域活性の音楽イベント「第3回 板橋フェスタ」が開かれる。
昨年の「ジャズフェスティバル」では、成増アクトホールで前夜祭イベントも行われた
会場では手作りアクセサリーや手工芸品、手作り家具やバッグ、衣服、玩具などのハンドメード物販やさまざまなワークショップがブースを並べるほか、昨年に続いて茨城県常総(じょうそう)市からバームクーヘン専門店「クローネ」が出店して試食販売を行う。ステージ上ではゲストを含む30人以上がカラオケを披露する。
「イタフェス」の通称で今年3回目を迎える同イベント。「板橋ジャズフェスティバル」の名称で、第1回(2014年)は都立光が丘公園芝生広場(練馬区光が丘4)、第2回は都立赤塚公園(板橋区高島平3ほか)と区立小豆沢公園(小豆沢3)と、屋外をメイン会場に行ってきたが、今回は屋内開催でイベント名から「ジャズ」を外した。
同イベントを主催する東日本音楽祭実行委員会・事務局の大矢征慶さんは「公園の近隣から音がうるさいとの苦情を受け、各方面と協議を重ねた結果、今年は趣向を変えて屋内ホールでの音楽イベントとすることにした」と経緯を説明。「ジャズフェスティバルとは別に、練馬・板橋の歌謡連盟と何度かカラオケ大会を行っていて、イベントに活力を感じていた。ワークショップ開催や手作り製品販売の参加者も集まり、幅広い世代が楽しむことができるイベントになれば」と期待を込める。
同委員会は「音楽の力で東日本を盛り上げよう!」を合言葉に発足した、音楽祭の開催・運営を中心活動とする社団法人。2012年に「練馬ジャズ祭」を立ち上げ、2014年の「第3回練馬ジャズ祭」では来場者数が7000人を超えた。被災地支援チャリティーコンサートなど、地域活性化や社会貢献につながる音楽イベントも手掛けている。
同委員会理事長の山口俊男さんは「生まれ育った地域に貢献したいという思いで、大きなスポンサーもつけずにスタートした。今後も春は板橋、秋は練馬で、音楽で世代をつないで、子どもも大人もお年寄りも幸福感を味わえる街づくりに取り組み続けていくために、活動を通じて支援者・協力者を募っていきたい」と話す。
開場時間は13時~17時30分。入場・観覧無料。詳しくはホームページで確認できる。