板橋区立赤塚植物園(板橋区赤塚5)で、4月9日・15日・16日の3日にわたって、「グリーンフェスタ2017」が開催された。
同イベントは、緑を大切にする心と行動を広く啓発し、自然と関わることで区民自らが参加できるまちづくりを推進するため、毎年行われてきた。今年で17回目。
会場となった同植物園周辺には、区立美術館や郷土資料館もあり、「自然と歴史と文化の里・赤塚」を代表するスポットとして区民にも親しまれている場所。丘陵地を生かして作られた約1万平方メートルの敷地に、600種以上の樹木や草花が植えられている。
イベントでは、「森のステージと緑の体験」と題し、ハワイアンやクラシックのコンサート、ハーブの花束講習会、多肉植物の寄せ植えなどさまざまな企画が用意され、ハーブティーの無料サービスなども行われた。
植物の解説を聞きながら園内を見て回る「樹木医のガイドツアー」は、普段は意識しないで見ていた植物の名前や特徴を教えてもらえたことで今後はアウトドアがより楽しめる、と参加者からも好評だった。
最終日には、ヤギやモルモットと触れ合える出張こども動物園や、どんぐり工作、縄文アクセサリー作りなど、子ども向けの豊富なプログラムが喜ばれた。
お弁当を持参してピクニックを楽しむ家族の姿もあり、会場は親子連れから高齢者まで多くの人で賑(にぎ)わった。
区の花「にりんそう」の見頃は、今週いっぱい位となる見込み。