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板橋・赤塚で金沢の物産をPR 加賀藩の歴史がつなぐゆかりの地

都内ではあまり見られない野菜が地元価格で

都内ではあまり見られない野菜が地元価格で

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 赤塚一番通り商店街赤ニコ広場で7月30日・31日の2日間「夏の加賀野菜直売会」が行われた。板橋区と金沢は加賀藩の下屋敷が置かれて以来ゆかりのある地で、その縁から今回の開催につながった。

加賀野菜のレシピが書いてあるカラフルなリーフレット

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 加賀野菜は昭和20年以前から現在まで主に金沢で栽培されている伝統野菜のことで、加賀れんこんや源助だいこんなど15品目が認定されている。品目によっては通常流通している野菜よりも抗酸化作用や血圧上昇抑制作用が高いというデータもあり、機能性でも注目を集める野菜だ。

 会場では金時草、加賀つるまめ、赤皮甘栗かぼちゃなど代表的な夏の加賀野菜のほか、五郎島金時芋ようかんや柚子(ゆず)サイダーなどの加工品も販売された。

 東京ではあまり目にする機会のない野菜にお勧めの調理法を知りたがる人も多く、加賀野菜を使ったメニューとしてヘタ紫なすの浅漬けや金時草の酢の物、金沢梨などが用意された試食が人気を集めた。

 会場では板橋石川県人会の会員も故郷のPRを積極的に手伝っており、事務局次長の高村さんは「板橋の県人会は都内でも最大規模の大所帯。まだあまり知られていないことも多い故郷の魅力を、これからもみんなで伝えていきたい」と話した。

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