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板橋区役所で「Tokyo”Brut”」展 形式にとらわれない感性光る芸術を

画用紙で車内まで精密に作られた電車の模型に親子連れも見入っていた

画用紙で車内まで精密に作られた電車の模型に親子連れも見入っていた

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 厚生労働省「平成28年度障害者の芸術活動支援モデル事業」である「心の真ん中にある衝動 Tokyo “Brut”展」が11月28日、板橋区役所北館1階の区民イベントスペースで始まった。

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 「Brut(ブリュット)」とは「加工されていない」「磨かれていない」という意味を表すフランス語で、形式の表現にとらわれない作者独自の感性と方法による作品を指し、「生(き)の芸術」ともいわれている。

 同展示は都内4カ所で開かれるもので、板橋からスタート。これから1月まで、会場ごとに新たな作品を展示する予定となっている。

作品には、障がい者らの取り組みも数多く見られ、風景から想像した抽象的な絵など独創的な世界を繰り広げる作品が並ぶ。展示作品の中には板橋区出身の作家のものもあり、それぞれの創造力が生み出す多彩な表現が見どころの一つ。

今回主催する社会福祉法人「愛成会」は中野区を拠点に各所で展覧会を開催しており、ヨーロッパ巡回展など、その活動は世界にも広がりを見せている。

板橋区の担当者は「東京都が示すオリンピック・パラリンピックでの文化プログラムの柱の一つでもある『アール・ブリュット』を区の新たな文化芸術分野として発信し、オリンピック・パラリンピックの機運醸成につなげていきたい」と話す。

開催時間は8時30分~17時。入場無料。12月2日まで。

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