沖縄県の伝統芸能のエイサーが練り歩く「遊座大山エイサー道じゅね~」が11月16日、遊座大山商店街(板橋区大山東町)で開催される。
エイサーは旧盆の最終日に踊る先祖供養の踊りで、エイサーを踊りながら各集落を練り歩く行列のことを沖縄の方言で「道じゅね~」という。当日は、沖縄の沖縄市越来(ごえく)青年会と北谷町謝苅区(ちゃたんちょうじゃーがるく)青年会、在京の東京中野真南(まはい)エイサー、東京中野区新風(あらかじ)エイサー、和光青年会の5団体が商店街のメイン通りを練り歩く。
同商店街は10年ほど前から沖縄市観光物産振興協会と交流があり、3年前からは毎年沖縄市からエイサー団体を誘致してきた。昨年、一昨年は、沖縄最大規模のエイサーまつりである「沖縄全島エイサーまつり」の大トリを飾る団体が参加。そうした団体が沖縄市以外で、連続で演舞することは珍しく話題になった。今年は沖縄から初めて同時に2団体が参加する。
沖縄市越来青年会は、比較的テンポがゆっくりの曲があり、「グテーエイサー」として知られる締太鼓のダイナミックさと大太鼓の力強い動きや、優雅な女踊りが特徴。北谷町謝苅区青年会は、字謝苅エイサーと旧謝苅二区青年会の型を受け継いだ伝統ある会で、男性のスピード感あふれる力強いバチさばきと女性のしなやかな動作、まとまりのある踊りが特徴だという。
イベントの最後には、参加する全団体が沖縄伝統の手踊り「カチャーシー」を踊る「合同カチャーシー」を行う。毎年、観客も一緒になって踊り、ラストにふさわしい盛り上がりを見せる恒例イベントとなっている。
開催時間は15時~18時。前日の15日には、谷町謝苅区青年会がハッピーロード大山商店街のマルエツクロス大山店(板橋区大山町)前で17時から、前日スペシャル演舞も披露する。