 
 
「第48回板橋農業まつり」が11月8日・9日の2日間、赤塚体育館通り(板橋区赤塚5)やその周辺を中心とした5会場で開催される。
区内の農家が作るけんちん汁。定員1000人の事前申込制。今年は1582人から応募があった(写真提供=赤塚支所都市農業係兼農業委員会事務局)
今年のテーマは「農の感動を未来へ いたばしの恵み」。地域の農業に触れ、食の大切さや農業の魅力を体感できるイベントとして毎年多くの来場者でにぎわう。
見どころの一つは、毎年話題を集める野菜の宝船。総重量は1.5トン。前夜にJA東京あおばの農家の人々が力を合わせて制作する。採れたての新鮮野菜が会場を彩る。オープニングでは、この宝船が赤塚小学校の鼓笛隊と共にパレードに登場。完成した宝船の野菜を来場者に配る「お宝分け」も人気を集める。事前申込制で、100人の定員に対して今年は1210件の応募があったという。
今回は、第3会場が校舎工事の影響により、これまでの赤塚小学校から下赤塚小学校へ変更となる。会場の変更は約30年ぶり。担当の柳田さんは「下赤塚小学校は住宅街の中にあり、近隣住民の方も来場する方も安全に過ごしていただけるように警備体制に力を入れた。来場する方に農業への関心やチャレンジするきっかけとなる祭りにしたい」と話す。
各会場では、区内の新鮮野菜の販売をはじめ、「板橋のいっぴん」などの模擬店、ステージ発表、子ども向け工作やスタンプコーナーなどを展開。秋の収穫を祝いながら、板橋の農業の豊かさを味わえるイベントになるという。
 開催時間は、8日=11時30分~16時、9日=10時~15時30分。入場無料。