見る・遊ぶ 学ぶ・知る

板橋で「つなぎの絵本」ワークショップ 友好都市・日光のムク材で絵本作り

プレワークショップで作られたつなぎ絵本の展示(写真提供=公益財団法人 板橋区文化・国際交流財団)

プレワークショップで作られたつなぎ絵本の展示(写真提供=公益財団法人 板橋区文化・国際交流財団)

  • 0

  •  

 杉のムク材6枚をつなげて絵本を作るワークショップ「つなぎの絵本~木でできた宝物の絵本をつくろう~」が2月1日、板橋区立文化会館(板橋区大山東町)で行われた。主催は公益財団法人「板橋区文化・国際交流財団」。当日は、板橋区の友好都市である日光市の杉材を利用した。

用意された素材を選ぶ子どもたち

[広告]

 制作には、用意したペンやシール、持参した写真などのさまざまな素材を利用。持ち込んだ資料を熱心に見つめて描く姿や、自由な発想で思い思いの絵本作りに取り組んだ。終了時には「楽しかった」とあちこちから声が上がった。参加した金田舞子さんは「集中して疲れたけれど、楽しかった」と振り返る。

 講師は平紋デザイン事務所の平塚由香さんが務め、「つなぎの絵本」には、木をひもでつないで作る以外にも、「木が育った時間や森のことへの意識をつなげる」「友好都市という人と都市のつながり」「好きなものや思い出をつなぐもの」などの意図があり、「宝箱のように好きなものを詰め込んでほしい」と呼びかけた。平塚さんは「子どもたちに楽しんでほしい」という思いで、区内でさまざまなワークショップを開いているという。

 当日は、板橋区立中央図書館から借りてきた「木にまつわる絵本」や「つなぎの絵本」の見本を窓際に並べ、創作の見本として自由に手に取ることができるように用意した。

 参加者が作った「つなぎの絵本」の表紙には今後、飾り枠と名前またはタイトルをレーザーカッターで刻印。4月20日に「絵本の説明POP作り」を行った後、翌21日に同館大ホールロビーに作品を展示する。

ピックアップ

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース