高島平で創業53年の地酒専門店「若松屋酒店」(板橋区高島平5)が1月23日、店のロゴを刷新した。
毎月第1土曜・日曜に開催している試飲イベントの様子(写真提供=若松屋酒店)
高島平の街の誕生とともに創業した同店。2代目が地酒専門店に業態変更を行い、2023年に代替わり。現在は3代目の小林健太さんが経営する。板橋区が認定する食の特産品「板橋のいっぴん」に認定された「高島平ビール」の販売も手がけている。
ロゴの刷新について、小林さんは「3年前に50周年、2年前に代替わりという節目だったこともあり、何かしたいと考えていた。板橋区内のイベントに参加し、いたばし編集デザイン室デザイナーの松本初夏さんと話をする機会に恵まれ、以前からすてきなデザインを手がける方だと思っていたので、そのままお願いした」と話す。
デザインはアルファベットの「W」を松紋のシルエットになぞらえ、蔵造りの屋根を加えて「若松屋」を表現。和の印象ながらアルファベットを組み合わせた「遊びのある」デザインが特徴。「丸くふんわりしたかわいさに加え、どっしりとした安心感もある」という。
新しいロゴは投票で決めた。小林さんは「松本さんが8つもの案を作ってくれた。僕も決められず、スタッフの間でも意見が分かれてしまったので、お客さまにも選んでもらうため投票にした。422人に投票いただき、とてもうれしい限り。お客さまによって当店のイメージはさまざまではあるものの、やはり和のイメージを持っている人が多いと感じた」と話す。
営業時間は9時30分~19時。水曜定休。