板橋区立郷土資料館(板橋区赤塚5)で7月16日、収蔵品展「刷り物~日本の名所と風景~」が始まった。
期間中、同館が所蔵する1000点以上の浮世絵を含む版画や銅板印刷などの中から、江戸末期から大正初期までの名所や風景の絵を展示している。なかなか旅をすることができなかった往時の人々が各地の名所や風景にどのような思いをはせていたのかを知ってもらおうと企画したという。7月23日と8月27日の13時から、展示解説も行う。
同館では夏休み期間中、滑石を使った勾玉(まがたま)作り体験も行っている。受付で勾玉作りキットを購入すれば、館内に設けられた体験コーナーで金やすりや紙やすりを使って誰でも勾玉作りを体験できる。所要時間は30分~1時間。夏休みの自由研究として小学生の参加者が多いが、親子で真剣に取り組む姿も見られる。8月31日まで。
開館時間は9時30分~17時。月曜休館(祝日の場合は翌平日)。観覧無料。9月11日まで。