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上板橋体育館で「いたばし防災+フェア」 今年は宇宙とスポーツをプラス

「防災+宇宙」をテーマに和室で「天井プラネタリウム」鑑賞

「防災+宇宙」をテーマに和室で「天井プラネタリウム」鑑賞

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 板橋区立上板橋体育館(板橋区桜川1)で9月1日、防災意識啓発イベント「いたばし防災+(プラス)フェア2024~防災テーマパーク~」が開かれる。

「宇宙なんちゃらこてつくん」のキャラクターを散りばめたイベントチラシ

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 「新しい価値を防災にプラス」することをコンセプトに、板橋区地域防災支援課が手がける「いたばし防災+プロジェクト」の一環で開く同イベント。「防災に楽しい・おいしい・新しいなどの価値をプラスし、楽しみながら防災知識を身につけてもらうイベント」として2022年に初開催。今年で3回目を迎える。

 今回は「防災+宇宙」をテーマに、広い和室に寝転がって投影された星空を眺めながら「宇宙と防災の話」などを楽しむ「天井プラネタリウム」上演(10時30分~、11時15分~、11時45分~、12時30分~の4回)、NHKのアニメ「宇宙なんちゃらこてつくん」のアニメ上映とステージショー(11時~、12時~の2回)など、宇宙での生活をヒントに災害への備えを学ぶ体験展示を行う。「防災+スポーツ」テーマでは元競泳日本代表の岩崎恭子さんによる「水難から身を守る」ための講演(13時~)、防災スポーツ競技「防リーグ」プログラムの「キャタピラエスケープ」、「ゴー!ゴー!キャリー」を行う。

 そのほか、東京消防庁による応急救護や救出救助訓練・搬送体験、児童向けのミニ消防車運転遊具や消防車前で防火服を着て記念撮影できる防火衣着装体験に加え、ARゴーグルを使った初期消火体験、南海トラフ巨大地震VR体験、ドローン操作などの出展ブースが並ぶ。会場脇の茂呂山(もろやま)通り沿いにはキッチンカーが出展。周辺の都立城北中央公園では「東京都・板橋区 合同総合防災訓練」も行う。

 地域防災支援課の牧修造課長は「区としては避難所や備蓄物資の整備を行うなど対策を進めるのはもちろん、これまで以上に多くの人に防災に関心を持ってもらい、さらに具体的な対策を進めてもらう必要性を感じている。防災に関心が薄い層や、子ども連れの家族に足を運んでもらえるよう、インパクトのあるテーマとして『宇宙』を取り入れた。一見すると全く関係がなさそうに思えるが、水や電気などの制約が多い宇宙での生活は災害時の困難な状況を克服するヒントとなると考えた。宇宙での生活や工夫を知ることで、同じように制約の多い被災生活について考え、日頃の備えを見直すきっかけになれば」と話す。

 開場時間は10時~14時。入場無料。

*台風10号の影響で、開催は中止となりました(8月30日)

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