板橋区の高島平団地などの周囲を走る「第41回高島平・日刊スポーツ・ロードレース大会」が10月16日、旧高島第七小学校裏を発着点にして開催された。
5キロ、10キロ、20キロの3種目には区内外から1759人の選手がエントリー。ゲストランナーとして川内優輝さん、井上実乃里さんも加わった。当日は晴れ間に暑さが増す厳しい環境となり、途中体調を崩す選手が出たが、大会新記録が出るなどの盛り上がりも見せた。
高島平団地の周囲を回る日本陸上競技連盟公認5キロ周回コースを、一般のランナーや実業団など国内トップアスリートが走る同大会。会場へのアクセスの良さと平坦で走りやすいコースであることから、箱根駅伝出場選手の本番前の調整として大学生が多数参加するのも特徴となっている。
20キロ一般男子の部は、小越淳村選手(井田小学校)が1時間13分43秒で優勝に輝き、女子は長谷川奈々選手(高島平走友会)が1時間20分8秒で自身の大会記録を更新し2連覇。大会記録は他にも5キロ高校女子の部の望月瑠愛選手、持丸美佐子選手(ともに錦城学園高)が6年ぶりに更新した。10キロ一般女子の部の山口遥選手(AC・KITA)は大会4連覇を果たした。
今回で41回目を迎えた歴史あるロードレースだったが、同冠名での開催は今年が最後となった。来年度以降の大会実施については未定。