見る・遊ぶ

「板橋Cityマラソン」盛況 国内外ランナー集結、飲食出店も復活

荒川河川敷内特設会場前、「マラソンの部」スタートの様子

荒川河川敷内特設会場前、「マラソンの部」スタートの様子

  • 390

  •  

 「2024板橋Cityマラソン」が3月17日、荒川河川敷に設定された日本陸連公認・世界陸連(WA)認証コースで開かれた。

「日本陸連登録の部」男子1位の山口選手

[広告]

 コロナ禍を経て5年ぶりにフルマラソン以外のサブ種目(5キロ、ジュニア(3キロ)、車いす(1キロ)の3部門)が再開し、コース横の野球場では飲食を伴う出店も復活した。今大会から記録がワールドランキングや国際大会(オリンピック・世界選手権など)の参加資格などWA記録集計の対象となるワールドコンペディション(WRk)の対象となり、海外ランナーの受け入れも再開した。コロナ禍前と同規模での開催となった。

 同大会は市民参加型のマラソン大会で、制限時間が7時間と長く設定されているため、完走率は96%を超え、全国トップクラスの完走率と参加者数を誇る。今年も約1万人が参加した。

 スタート地点は板橋区舟渡3丁目先の荒川河川敷内特設会場。参加者はそこから江戸川区小松川3丁目の「荒川大橋」付近で折り返し、同地点に戻るまでの42.195キロの道のりを走った。フラットで走りやすいコースのため好タイムが狙えることで知られており、前回大会では新記録が生まれた。しかし、大会当日の板橋区の最高気温は21度と例年より高かったことに加え、「向かい風で体力が奪われて厳しいレースだった」というランナーの声も聞かれた。

 ゲストとして、世界選手権やオリンピックで活躍した土佐礼子さん(三井住友海上女子陸上競技部アドバイザー)がスタート地点での応援に駆け付け、ランニングアドバイザーの三津家貴也さんがゲストランナーとして参加者と共に走り、会場を盛り上げた。

 マラソン種目での「陸連登録の部」は、山口純平さんが2時間18分54秒で男子1位に輝き、本間未来(みらい)さんが2時間44分41秒で女子1位となった。「一般の部」は、新井啓示(けいし)さんが2時間32分41秒で男子1位、佐藤夏実さんが2時間57分19秒で女子1位となった。「陸連登録の部」「一般の部」の男女8位までの入賞者には賞状と、「金沢マラソン2024」の優先出場権(無償)が贈られた。

  • はてなブックマークに追加
エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース