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団地の歴史を振り返る「高島平写真展」 団地の空きテナント空間で

空きテナントスペースを利用した写真展は高島平初の試み

空きテナントスペースを利用した写真展は高島平初の試み

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板橋・高島平の壱番街商店街(板橋区高島平2)2階の空きテナントスペースを利用して9月3日、高島平写真展が始まった。

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展示する作品は団地ジャーナリスト長谷田一平さん所有の写真から選んだもので、1970(昭和45)年~1989年に撮影された33作品。長谷田さんは、かつて各地の団地に配られていた新聞「KEY」で、公団住宅中心に40年にわたって取材活動を続けてきた。今回は同展のために、長年の取材で各地の団地とそこに住む人々の姿を収めたものの中から、高島平団地での写真を集めた。

展示作品は入居前から始まり、祭りやテレビ局が中継した際のにぎやかな様子が写されており、当時の生き生きとした暮らしが伝わるものが多く並ぶ。

同展を主催する日本総合住生活の田崎滋樹さんは「団地の景色には、どこか共通する懐かしさがある。団地に住んでいる高齢の方には、当時の街の様子を懐かしんでもらいたい。そして当時を知らない子ども達や若い世代には、古き良き高島平団地の魅力を知ってほしい」と話す。

同社が主催する団地をテーマとした写真展は2月に実施した「高根台団地写真展」に続く2回目。田崎さんは「これからも、各地の団地でこのようなイベントを開催したい。団地にある魅力を、住んでいる人にも、住んだことがない人にも伝えることができれば」と意気込みを見せる。

開催時間は11時~19時。入場無料。9月25日まで。

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