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板橋区立グリーンホールで「天に栄える村」上映会 福島の農村の今伝える講演も

映画「天に栄える村」で使われている天栄村の風景

映画「天に栄える村」で使われている天栄村の風景

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 都営三田線の板橋区役所前駅から近い板橋区立グリーンホール(板橋区栄町)で3月11日、映画「天に栄える村」上映会が開催される。主催は、3.11から未来をひらく会。

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 区内で環境教育の普及活動をしているNPO法人センスオブアースはこれまで、「東日本大震災後の福島の今を知り、自分たちの暮らしを見つめ直すきっかけをつくりたい」と、板橋区のNPO、ボランティア団体に声を掛け、過去3回にわたり映画上映会や講演会を開いてきた。2016年4月、協力団体と共に同会を発足し、活動を継続している。

 今回の上映作品「天に栄える村」は、原村政樹監督のドキュメンタリー映画。舞台は、福島第1原発から70キロメートルの距離にある、福島県岩瀬郡の里山に囲まれた人口6000人ほどの天栄村。その村の米作りを震災前から追い掛け、農家のグループ「天栄米栽培研究会」の人々の震災や放射能汚染による被害という苦難でも諦めずに放射性物質ゼロの米作りを目指し続ける姿を丁寧に収めた。ナレーションは女優の余貴美子さん。

 上映会後の講演には、天栄米栽培研究会、天栄村役場元産業振興課長の吉成邦市さんを招く。官民協働で立ち上げた同研究会による栽培技術向上で、特産の「天栄米」は2008年から2015年まで「米・食味分析鑑定コンクール国際大会」で金賞を連続受賞している。当日は「福島-食の最前線を知ってもらうということ」をテーマに話す予定。

 NPO法人センスオブアースの代表で同会事務局の寺田茂さんは「毎年3月の第2土曜に開催してきた上映会と講演会が、今年はくしくも6年目を迎える3月11日となった。映画完成後の、今の福島の農業についても詳しく聞ける機会」と参加を呼び掛ける。

 開催時間は13時~16時(開場は12時30分)。参加費は1,000円。予約・問い合わせは寺田さん(TEL 090-9016-4262)まで。

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