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中板橋にDHC直営食堂 伊豆リゾートの料理人監修メニューや「会長カレー」など

築地市場から当日仕入れた生魚を調理する「魚定食」(写真)のほか、DHC吉田会長こだわりの定食・弁当メニュー、アルコール類を提供

築地市場から当日仕入れた生魚を調理する「魚定食」(写真)のほか、DHC吉田会長こだわりの定食・弁当メニュー、アルコール類を提供

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 中板橋商店街の中ほどに2月7日、ディーエイチシー(東京都港区)が直営する弁当販売・食堂店「ダイニングステーション中板橋店」(板橋区中板橋、TEL 03-6681-2734)がオープンする。

DHCダイニングステーション事業部・深沢さん(後列右)、中板橋店・秋葉店長(同左)と同従業員(写真)

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 同飲食サービスは、化粧品・健康食品通販を手掛ける同社初の弁当販売・食堂事業となる。板橋区内に3施設(上板橋・高島平・大山)を展開する同社の介護サービス「スマイルガーデン」を運営する「シニア応援事業部」が、住宅街エリアでの高齢者生活支援事業の一環として昨年前半から準備を進めていた。「シニア応援事業部」は、同飲食サービスの開店準備が整った1月21日付で「ダイニングステーション事業部」とスマイルガーデンを運営する「介護事業部」とに分割され、それぞれの事業展開に注力していくという。

 同社ダイニングステーション事業部・深沢文敏さんによると、グループ創業者である吉田嘉明会長の肝入りでスタートしたという飲食店事業。「美食家として通っているだけに、メニュー開発には会長のこだわりが強く反映されている。当初はオープン予定を昨年12月1日としていたが、メニューを試食した会長の合格が出るまで開店時期を延期した」という。

 店内でも食べることができる「まごころ弁当」(649円)は、同社の松戸工場で手作りされたものを瞬間冷凍して配送。米飯・おかず類共に毎日5種類そろえ、購入者の好みで組み合わせることができる。

 定食メニューは、築地市場が休みの日以外は毎朝生魚を仕入れて調理する「魚定食」(630~1463円)のほか、カツ丼、豚汁、肉じゃが、酢豚、きつねうどん、特製焼きそばなどを提供。米飯は弁当共に、伊豆赤沢温泉沖の水深800mからくみ上げた「DHC海洋深層水」で炊かれる。

 弁当を含む上記メニューはいずれも、同社が運営する静岡県伊豆市のリゾート施設「赤沢温泉郷・DHC赤沢温泉ホテル」の調理長と副料理長によってレシピ開発された。

 吉田会長宅で長年親しまれてきた、牛スジを煮込んだ門外不出のカレーも公式メニュー化され、「会長カレー」(1186円)として提供する(価格は全て税別)。

 同店サービスは「憩いと語らいの寄り合いどころ」をキーワードに、シニア世代が落ち着いて食事ができ、店舗スタッフや他の来店者との交流を目的に足を運べるように配慮。木目柄を基調とする落ち着いた外観に、店内座席間の間隔は意図的に狭め、店内ではアルコールも提供するなど、朝から晩まで長時間語らえるコミュニティースペースとなることを目指している。

 大手百貨店グループで20年以上飲食事業に携わったという中板橋店の秋葉博臣店長は、「サービスの立ち上げで、今後も試行錯誤を重ねていくことは覚悟している。シニア層が気軽に立ち寄れて、安心して食事が楽しめる店として地域から信頼されるよう、日々サービス向上に努めたい」と意気込む。

 深沢さんも「品質にこだわり抜いた弁当や定食のほか、ほぼ通販のみで一般小売りはしていないグループ会社のビールや日本酒も飲めるのはダイニングステーションだけ。シニア層だけでなく、ゆくゆくは若者や主婦(主夫)なども集う世代間交流の場にもなれば。将来的には、住宅街だけでなく都内中心部にも店舗展開していきたい」と話す。

 同飲食サービスは、中板橋店に先立つ1月31日に千川要町店(豊島区)がオープン。2月末~3月中を目標に東長崎店(同)のオープンも控えている。

 営業時間は7時~23時(オープン初日は10時30分~)。

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