板橋区立小豆沢公園野球場(板橋区小豆沢3)の野球場で1月15日、「新春凧(たこ)揚げ大会」が開催された。
板橋区の青少年健全育成志村坂上地区委員会が毎年実施している同イベント。家に閉じこもりがちな寒い時期に戸外で遊ぶこと、日本の伝統的な遊びを体験してもらうことで、子どもたちの健全な成長を目指しているという。
会場では、「板橋区凧の愛好会」の会員がたこの揚げ方について説明した後、用意された「六角だこ」を配り、同会メンバーや同地区のジュニアリーダーが会場内を回って、子どもたちがうまく揚げられるようアドバイスした。
この日は青空が広がり適度な風もあって、たこ揚げには絶好のコンディションだったこともあり、集まった約700人の親子連れでにぎわった。グラウンドいっぱいに子どもたちが走り回り、たこが高く舞い上がると歓声が上がった。参加した保護者の中には、童心に返り、子どもよりたこ揚げに夢中になる姿も見られた。
会場の一角には「こま回し」「羽根つき」のコーナーも用意され、日本の伝統的な遊びに触れる一日となった。最後には志村城山町会から豚汁も振る舞われ、家族の温かい時間となった。