
いたばしプロレスリング(以下、いたプロ)が2月23日、板橋区観光協会(板橋区板橋2)と同区の発展を目的とした観光振興に関する包括協定を締結した。
第二試合、ハッピーロード大山商店街公認レスラー「ハッピーロードマン」も活躍
締結式は同日、板橋区立グリーンホール(栄町)で開催された「ファン感謝デー2025観戦無料大会」内で行われた。締結では、観光資源の発掘、既存観光資源の再周知、観光協会の周知などで両者が連携・協力することで、町や商店街の活性化と「地元板橋に元気と笑顔を届ける」という「いたプロ」の理念をかなえていくという。はやて選手は「これまでも行政機関と共に行ってきた活動はあったが、今回協定書締結という一つの形として一歩前進した。われわれ自身も観光資源となり、板橋の魅力をアピールしていきたい」と意欲をのぞかせた。
大会冒頭、2月15日に逝去したグラン浜田選手をしのび、10カウントセレモニーが行われた。グラン浜田選手は小さな巨人と呼ばれ、数々のレスラーに多大な影響を与えた和製ルチャドールのパイオニア的存在。みちのくプロレス時代には、いたプロ代表はやて選手と年間100日以上の巡業を共にしたことも紹介された。
試合は全5試合。セミファイナルでは、昨年10月の10周年記念大会で第2代王座の那須晃太郎選手を破り板橋シングル王座に輝いたウルフ智也選手が、初代王者のグレート・ピカちゃん選手からの挑戦を受けるも第3代王者として初防衛に成功した。
メインイベントの8人タッグマッチ、ノータッチルール、時間無制限1本勝負では、はやて、SAGAT、山田太郎、ディック東郷各選手と小林香萌、焼肉いっしんマン、いたばし印刷マン、いたばし不動ッピー各選手が対戦。リングサイドで観戦する子どもたちの歓声も響く中、焼肉いっしんマンがリブロースプラッシュ(片エビ固め)で山田太郎選手を下し勝利した。
昨年10周年を迎えた「いたプロ」は3月23日、いたプロ所属選手の参加とゲストに小林香萌選手も迎えるバスツアーを予定する。次回は4月20日、まるこ選手の1年ぶりの復帰戦となる大会を板橋区立ハイライフプラザいたばし(板橋1)で行う。