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城北交通公園でスタンプラリー特別展 区内を走る3社局の鉄道おもちゃも

期間限定の特別車両を設置した館内常設のジオラマ展示(画像提供=板橋区都市整備部都市計画課)

期間限定の特別車両を設置した館内常設のジオラマ展示(画像提供=板橋区都市整備部都市計画課)

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 板橋区立城北公園に隣接する城北交通公園(板橋区坂下2、TEL 03-3969-9422)で現在、「7つの板橋駅スタンプラリー2024満喫版」に関連した特別展示が行われている。

フォトスポットとして人気のベビーロコ号にはスタンプラリーのロゴプレートを掲示

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 都営三田線・蓮沼駅から徒歩5分ほどの場所にある同園は1969(昭和44)年開設。年少児童が練習するための補助輪付き自転車や足踏み式の「豆自動車」で遊べる広場があり、H0ゲージの模型電車を走らせる大型のジオラマやNゲージの新幹線や電車模型を常設展示する「交通資料館」と、園内に設置するD51蒸気機関車とミニSL「ベビーロコ号」、都バスは中に入ることができ、近隣施設の児童や地域住民らに長年親しまれている区内の人気スポットの一つとなっている。

 板橋区が東武鉄道・東京都交通局・JR東日本と共催するスタンプラリー企画に合わせた今回の特別展。スタンプ台を設置した「交通資料館」のジオラマ内に特別車両模型を入れ、3社局の鉄道おもちゃを別途ケース展示するほか、ジオラマ周囲の柵に私立昭和鉄道高校(豊島区)の生徒と鉄道事業者の撮影写真を掲示して「電車の写真展」も行う。スタンプラリー用に今回職員が制作したオリジナルスタンプは、同園のベビーロコ号を意匠化。期間限定の記念撮影用に車体前面にスタンプラリーのロゴプレートを掲示する。

 板橋区都市計画課の千葉亨二課長は「今回、鉄道事業者と昭和鉄道高校生の協力も得るなどして、鉄道ファンの大人から子どもまで幅広い世代に楽しんでもらえる特別展示が実現できた。東武東上線にゆかりがあるベビーロコ号は城北交通公園のマスコットで、スタンプと実物を楽しんでもらえたら」と話す。

 ベビーロコ号は1912年に製造された独アーサーコッペル社製の小型機関車で、和歌山県の有田鉄道で第1号機関車として活躍。同園職員によれば、戦後に東武鉄道が譲り受けるも性能上の問題で長らく放置され、池袋駅南口で一時期展示していたこともあったという。1958(昭和33)年7月以降に東上線・ときわ台駅の線路脇で展示した後、修復・塗装を施し、1973(昭和48)年8月に同園に移された。

 城北交通公園の開園時間、交通資料館の開場時間は9時~16時。10時30分~、13時30分~、15時~の1日3回(各回10~15分程度)、ジオラマ内の模型電車を運行する。入園・入館無料。11月4日まで。

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