女子プロサッカー「WEリーグ」2024-25シーズンが開幕し、日テレ・東京ヴェルディベレーザは9月15日、ホーム味の素フィールド西が丘(北区西が丘)で三菱重工浦和レッズレディースと対戦、0-2で敗れた。入場者数は、WEリーグでの西が丘最多となる2921人。
前半41分から出場したU-17日本代表の眞城美春選手©WE リーグ
今年こそリーグタイトルが欲しい日テレ・ベレーザと3連覇を目指す浦和の対決は、前半12分、浦和のFW島田芽依選手の先制ゴールで幕が開けた。52分には、浦和のMF伊藤美紀選手からのクロスに合わせたFW藤崎智子選手にWEリーグデビュー戦初ゴールを決められ0-2。徐々にリズムを取り戻した日テレ・ベレーザは59分、スルーパスから抜け出したFW山本柚月選手からのパスをMF青木夕菜(ゆな)選手が積極的に狙うが、惜しくもクロスバーにはじかれた。77分にはゴール前の混戦から菅野奏音(おと)選手が左足を振り抜くも、わずかにクロスバーの上をかすめた。最後まで果敢な攻撃を見せた日テレ・ベレーザだが、ゴールを割ることはできず黒星発進となった。
江東区から家族3人で訪れた山口凜乃(りの)ちゃん(9)は「優勝目指して頑張って。応援しています」とチームにエールを送った。サッカーを始めて6年目。日テレ・ベレーザのサッカー教室で指導を受けたU-20日本代表の柏村菜那選手のファンだという。その柏村選手を含む5人が、現在コロンビアで行われているU-20女子W杯(日本は3大会連続決勝進出)のため不在。パリ五輪代表の藤野あおば選手が今季からイングランドへ移籍し苦しい台所事情ながらも、トップチームに昇格したU-17日本代表の眞城美春選手、青木夕菜選手の活躍も見られる。
次回のホームゲームは9月29日、アルビレックス新潟レディースと対戦する。この日は「29(ニク)の日」にちなんで、7店舗が出店し「肉フェス」を開くほか、「縁日ブース」ではさまざまなアトラクションも予定。キックオフ1時間前には、あん食パン「明壽庵」による「パン食い競争」も行う。キックオフは17時。