親子コンサートの音芝居「ドレミの森でいろいろ色あつめ」が8月18日、板橋区立文化会館(板橋区大山東町)小ホールで上演される。
「音の家(おとのや)」は、コンサートと芝居の要素を併せ持つ「音芝居」や「絵本を鳴らすコンサート」など、0歳から楽しむことができる親子コンサートを開いている。「以前訪れたドイツで、街の至る所に生演奏があふれていることに感動した」と話すバイオリン奏者の田島華乃(かの)さんは、「子どもには本物の生演奏に触れる時間を、パパやママには普段の忙しさを忘れる時間を持ってほしい」と音の家を立ち上げた。その思いに共感したピアニストの片山裕子さん、歌とシナリオを担当する保田真奈さんと共に、幼い子どもがいても気兼ねなく参加することができる演奏会を提供している。
今回の演目は「音芝居」の最新作で、大好きなお母さんに贈り物をしたい子どもの物語。夏の休暇を経て成長していく子どもの姿を、親子で並んで見てほしいという思いから決めたという。
コンサートは一緒に楽しむものと実感してもらうため、「パンダさんと紙のお花を作ろう!」という工作の動画を配信し、家で作ってきた花を劇場で一緒に咲かせようと呼びかける。親子で工作をすることで、子どもの心の準備が整い、コンサートの間だけではなく、長く楽しめるようにと工夫を凝らす。
11時開演(11時45分終演予定)。全席自由で、一般=2,500円、3歳以上小学生以下=500円、3歳未満は膝上鑑賞に限り無料。板橋区内の小学校・幼稚園・保育園に在籍の子どもは、1家族につき1人無料。チケット予約はウェブサイトで受け付けている。