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今年も「いたばし夏ボラ」 夏休みにボランティア体験、56プログラム用意

保育園でのボランティア活動の様子

保育園でのボランティア活動の様子

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 夏休み期間を利用してボランティア体験、ワークショップを提供する「いたばし夏ボラ」が7月20日、いたばし総合ボランティアセンター(板橋区本町)で始まる。

地域食堂(こども食堂)の手伝い

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 参加対象は区内在住、在学、在勤の小学生以上。ボランティア体験とワークショップを合わせて56のプログラムを用意。今月初旬から申し込み受け付けを始め、既に360人以上の応募があった。「一日図書館員体験」は初日に定員に達したほか、保育園での保育の補助や、元保護犬と実際に触れ合う体験型ワークショップも毎年人気があるという。

 同施設主事の木村俊子さんは「夏ボラは毎年500人ほどの応募があり、全体の4割が小学生。これを機に、中高校生や大学生など若い世代にも地域のボランティア団体や活動を知ってもらい、積極的に参加してもらえたら」と話す。

 夏ボラにワークショップを導入したのはコロナ禍がきっかけ。各団体協力の下、高齢者施設や障害者施設で感染対策を取りながらできる活動を模索し、中止することなく継続してきた。今年は風船を使ったサイエンスアート、ものづくりをしながらSDGsが学べるものなどもある。

 木村さんは「ボランティアは、いつでも気軽に自分の意思で始められるもの。まだ募集中の団体もたくさんあるので、さまざまな人との出会いや普段できない学びの体験をしてもらいたい。今後は夏ボラ参加者同士が集い、継続的に活動に参加できるサークルの立ち上げなどの仕組みづくりも検討しており、さらなる地域活性に力を入れていきたい」と意気込みを見せる。

 現在も、一部のプログラムを除き専用のサイトで参加を受け付けている。参加は無料だが、プログラムにより実費負担およびボランティア保険代が発生する。9月1日まで。

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