見る・遊ぶ 暮らす・働く 学ぶ・知る

板橋区役所で昔と今の板橋区写した景観展 江戸・明治期の貴重な絵地図も

板橋区公文書館によるミニ展示「いたばしの昔」

板橋区公文書館によるミニ展示「いたばしの昔」

  •  

 板橋区役所(板橋区板橋2)1階に現在、区内の昔と今を撮影した写真が一堂に会している。

ギャラリーモールで開催中の「いたばし景観写真展」

 板橋区公文書館(板橋区本町)によるミニ展示「いたばしの昔」が情報スペースで、都市計画課による「いたばし景観写真展」がギャラリーモールでそれぞれ開かれている。

[広告]

 「いたばしの昔」展は、板橋区公文書館が同館の所蔵資料について知ってもらおうと実施したもので、路面電車・都電志村線(1966年廃止)に乗り込む人々を写した1965(昭和40)年撮影の写真など、昭和20年代~平成初年ころの駅舎や商店街のにぎわいなど日常風景を撮影した写真20点と、江戸後期や1911(明治44)年に発行された古地図など、当時の板橋周辺の様子が記載された地図・観光案内図の複製を展示している。

 板橋区公文書館職員の西光三(にし・こうぞう)さんは「一般の方にとって、公文書館は行政に関する文書資料ばかりを取り扱っているイメージがあるようだ。今回の展示を通じて、広報用に撮影されたものや寄贈を受けた写真などの画像データを提供したり、古地図を参照したりもできることを知ってもらって、公文書館の所蔵資料に関心を持ってもらえたら」と話す。

 「いたばし景観写真展」は、同区が2008年に策定した「板橋区都市景観マスタープラン」に基づき、景観に配慮したまちづくりに対する意識を高めるとともに、区内の魅力的な景観資源掘り起こしを目的に2010年度にスタートした区民参加による写真展で、今回で5回目。昨年度は過去の受賞作品展示のみで公募は行っておらず、1年ぶりの開催となった。

 本年度は「板橋区内の景観で、癒やされる場所、素敵(すてき)な場所、お勧めの場所」をテーマに公募を行い、板橋区長賞や板橋区景観審議会賞、板橋区景観アドバイザー賞の受賞作品を含む20点の写真をパネル展示し、応募作品すべてが掲載された小冊子を会場内で無料配布する(無くなり次第、配布終了)。

 都市計画課都市景観担当の係長・佐伯和宏さんは「景観に関する取り組みは、一般の方に知ってもらう機会が少ない。今回はギャラリーモールを初めて使用することができ、区内のすてきな景観・瞬間を捉えた写真を大きなパネルにして多数展示している。都市景観の取り組みを知ってもらいながら、普段見ることのなかったファインダー越しの素晴らしい風景を楽しんでもらいたい」と話す。

 板橋区公文書館の西さんは「今回示し合わせをした訳ではなく、区役所の同じフロアにたまたま板橋区の昔と今の風景がそろう貴重な展示になった」と話し、「公文書館では、過去のいたばし景観写真展の写真データも扱っている」と付け加えた。

 展示時間は9時~17時。日曜・祝日閉館。入場無料。「いたばしの昔」は28日まで。「いたばし景観写真展」は3月2日まで。