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板橋区人材育成センターでSNS活用講座 タニタ社員もゲスト参加

講師・コーディネーターの永田哲也さん

講師・コーディネーターの永田哲也さん

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板橋区役所(板橋区板橋2)内の人材育成センターで2月7日、区職員と「MOTENASHIプロジェクト」に参加する区民を対象にした「情報発信力向上講座 ~SNS活用の可能性を考える~」が開かれた。

タニタ公式ツイッターアカウント担当を含むゲストパネラーと講師の永田哲也さん

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「MOTENASHIプロジェクト」は、区職員を対象に板橋区の総務部人事課が主導する官学民連携の人材育成プログラムで、2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催を機にシティプロモーション効果を最大限に高める体制構築を目的に2016年度からさまざまな研修施策を行っている。これまでも、大東文化大学(板橋区高島平1)と連携して区民や学生と一緒に語学のスペシャリストを目指す「語学マイスター」養成講座や、東京家政大学(板橋区加賀1)と連携した「共創マイスター」の育成講座では学生や近隣の留学生と一緒に「板橋の魅力再発見」をテーマにしたワークショップやフィールドワークを行い、そのほかクリエーティブ発想力や情報発信力向上のための各種研修を継続的に行っている。

今回の講座は区職員と公募参加の区民を対象とした情報発信力向上研修の一環で、パパスマイル代表取締役の永田哲也さんを講師・コーディネーターに、ツイッターやフェイススブック、インスタグラムなどのSNSの基礎知識と情報発信の現状を学ぶ「前半」日程に引き続き、SNS活用のテクニックに関する講義と、板橋区前野町に本社を構えるタニタの公式ツイッターアカウント担当(氏名非公表)、板橋区の地域情報や面白ネタを発信する「いたばしTIMES」編集長・ちゅうぞうさん、板橋区制作経営部・いたばし魅力発信担当課長の榎本一郎さん、「板橋経済新聞」編集長・塚原智美の板橋区ゆかりの4名をゲストにパネルディスカッションを行った。

前半からの課題で板橋区内スポットの写真を使った情報発信例のパネラー作品発表では、「いたばしTIMES」や「板橋経済新聞」のWebページを用いた事例や、魅力発信担当課長・榎本さんによる区の公式キャラクター・りんりんちゃんを用いたフェイスブックページ投稿例が紹介され、タニタ公式ツイッターアカウント担当が披露したツイッター投稿文各行の冒頭を立て読みすると「だいぶつ」(赤塚・乗蓮寺の東京大仏に関する投稿)になるといったフォロワーのリアクションを誘発するテクニックには来場者から感嘆の声が上がった。

 人事課人材育成係の新藤直樹さんは「人事課ならではの、人材育成を掲げた多部署を横断する新たな取り組み。シティプロモーションの計画達成には職員個々の能力向上や環境作りが不可欠で、学生や区民の方々と一緒に学んできたことも良い刺激になっている。まだまだ課題はあるが、自治体的な型にはまることなく、主体的・独創的なもてなしの実現につなげたい」と期待を寄せている。

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