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日テレ・ベレーザ、7-0で千葉に圧勝 塩越選手が14分間でハットトリック

WEリーグでチーム通算200ゴール目を決めた伊藤琴音選手(中央)(写真提供=WE リーグ)

WEリーグでチーム通算200ゴール目を決めた伊藤琴音選手(中央)(写真提供=WE リーグ)

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 女子プロサッカー「日テレ・東京ヴェルディベレーザ」は9月20日、2025/26SOMPO WEリーグ第7節でジェフ市原・千葉レディースと「味の素フィールド西が丘」(北区西が丘)で対戦し、7-0の大勝を収めた。入場者数は916人。

ハットトリックで得点ランク3位の塩越柚歩選手(写真提供=WE リーグ)

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 日テレ・ベレーザは、キックオフ前から降り始めた雨にも負けず、「ゴールの嵐」で終始スタジアムを沸かせた。先制点は前半10分、菅野音奏(おと)選手が思い切り振り抜いたボールがGKの頭上をかすめ、ゴールに吸い込まれた。23分には右サイドの山本柚月選手のクロスに合わせた塩越柚歩選手が追加点をもたらす。続く29分、坂部幸菜選手の縦パスに飛び出した山本選手がマイナスに折り返すと、走り込んだ塩越選手が再びゴールネットを揺らし、3点目を奪った。37分にも塩越選手が、相手のバックパスでの連係ミスを見逃さず確実に押し込み、スコアを4-0とした。

 4点をリードして迎えた後半も撃の手を緩めることはなかった。50分、山本選手のゴール前への絶妙なパスを、樋渡百花(もか)選手がつま先で押し込み5点目。76分には、チーム200得点目となるメモリアルゴールを、後半から入った伊藤琴音選手が収めた。ダメ押しの7点目は83分、宇津木瑠美選手のCKに合わせたキャプテン村松智子選手の力強いヘディングシュートが、ゴールネットに突き刺さった。

 前半のわずか14分間で自身初となるハットトリックを達成した塩越選手は「自分らしいゴールというよりは、チームとして狙いを持った中でとれた形が多かった印象。だからこそチームメートのおかげだと強く感じている。今まで得点王を狙えるような立場にいたことがなかったので、数字を強く意識しているわけではないが、やはり自分がゴールを決めることでみんなが喜んでくれるのはうれしい」と喜びを語った。

 開幕から7試合での大量25得点について、楠瀬直木監督は「チームの歴史的な部分もあり、昨季もかなり点を取っていたが、取られることも非常に多いので、やはり取れる時に取っておかないとというか、取れるものは取っていきたい。そこがサッカーの一番面白いところ」と話した。

 神戸と浦和の上位2チームによる直接対決は、引き分けで勝ち点1ずつの痛み分けとなった。確実に勝ち点3を積み重ねる日テレ・ベレーザが2位に割って入り、その差1で首位の神戸に迫る。

 次のホームゲームは10月4日、「味の素フィールド西が丘」にサンフレッチェ広島レジーナを迎え撃つ。15時キックオフ。当日の試合後には「夢のピッチ体験」を行う。子どもたちに女子プロサッカー選手が試合をするピッチで、サッカーの楽しさを選手と一緒に体感してほしいという願いから、小学生30人を募集している。申し込み締め切りは9月30日。

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