
ときわ台天祖神社(板橋区常盤台2)の例祭が9月19日から21日の3日間にわたり開催される。
同祭りは、年に1度、神社に特別な由緒がある日に執り行われる最も重要な祭典。例祭では天祖神社の大神へ日々の感謝を伝え、氏子崇敬者の繁栄を祈念する。
19日は宵宮。本祭の前夜に当たる行事で、みこしに神霊を迎える「御霊(みたま)入れ」が執り行われる。20日は各町会の祭礼が行われ、地域一帯が祭り一色に染まる。21日は、町内連合のみこしの宮入れが予定され、毎年にぎわいを見せる祭りの見どころの一つ。境内の神楽殿では、相良流里神楽萩原由郎社中の里神楽や、神田流神明ばやしなどの伝統芸能が披露される。境内や参道、神社周辺には約170店舗が軒を連ねる予定。
当日は、ごみの持ち帰り袋1万枚を配布。「きらっとバッグ」と呼ばれるこの袋は、職場体験学習中の上板橋第一中学校の生徒から「自分で出したごみは自分で持ち帰る。袋があれば持ち帰るのではないか」との発案で、3年前に始まった。緑色の袋で結ぶと葉っぱになるデザインとなっている。
宮司の小林美香さんは「例祭は神社の行事であると同時に、地域の皆さんが参加して一緒につくり上げる祭り。みこし渡御や奉納芸能など先人から受け継がれてきた伝統を守り伝える大切な機会。子どもから大人まで楽しみながら、地域全体が一つになる3日間を過ごしてほしい」と話す。