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板橋・新河岸小に地元企業がオリジナルTシャツ寄贈 音楽朝会でお披露目

新河岸小オリジナルTシャツを着て合唱を披露

新河岸小オリジナルTシャツを着て合唱を披露

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 新河岸小学校(板橋区新河岸1)の全校児童に地元企業からオリジナルTシャツが寄贈され、7月16日の音楽朝会でお披露目された。

新河岸小オリジナルTシャツを寄贈した企業と6年生の児童たち

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 1977(昭和52)年4月に開校し今年で創立48周年を迎えた同校は、新河岸地区では唯一の小学校。近隣は工業専用地域や新河岸陸上競技場に挟まれ、住宅地が多くない地域であることに加え、団地住民の高齢化などの影響により児童数が減少している。全校児童数は105人と、板橋区内では最も少ない。そうした中、同校を応援しようと「新河岸工業会」を中心に「新河岸小応援団」が結成され、イベントへの協力や学校周辺の環境整備などを行ってきた。

 同校は指定の体育着がなく「白のTシャツであれば可」としてきたが、それぞれがバラバラの体育着を着ていて統一感がなかった。学校と地域住民等が共同して学校の運営に取り組むコミュニティー・スクール委員であり、応援団の栗田化学研究所の栗田秀樹社長から「オリジナルTシャツを作っては」と意見が出され、製作に向け動き出した。賛同企業も増え、全児童数を寄付で配布することが決まった。体育着として活用するほか、行事や夏祭りで着用していく予定。

 音楽朝会で、全校児童が完成したばかりのオリジナルTシャツを着用し「世界がひとつになるまで」の合唱を披露。児童からは「サッカーチームのユニホームみたいでかっこいい」「毎日着たい」など喜びの声が聞かれた。

 同校の金子陽子校長は「地元の企業や町会など、たくさんの人に協力していただき感謝。新入生分、サイズアウトした児童の追加分など仕組みを整えて運営していきたい」と話す。

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