板橋区にある日本チョコレート工業協同組合(板橋区東坂下2)が10月、数量限定「デラックスミルクチョコレート」の販売を開始した。
同組合は1949(昭和24)年に設立され、共同出資による生産加工でカカオ豆から原料チョコレートを製造し、全国の組合加盟のチョコレート菓子メーカーに原料チョコレートを供給している。組合に加盟している31社の中にはモロゾフ、平塚製菓、ゴンチャロフ製菓、メリーチョコレート、ヨックモック、芥川製菓などの大手菓子メーカーが並ぶ。
原料チョコレートとは別に同組合がオリジナルで作っていた「デラックスミルクチョコレート」を昭和50年代から一般向けに販売を始めたところ、毎年10月の発売から早いときには年内で完売する人気の商品となった。一般的な板チョコレートの多くが50グラム前後であるのに対し、1枚で350グラムという特大サイズの板チョコレートとなっている。
同商品は一般店頭販売していないため、電話注文で1ケース30枚入りのケース単位の出荷か、同組合の事務所では1枚単位で販売している。担当者は「毎年買いに来る年配の方は本物のチョコレートの味がすると言ってくれる。近隣でも楽しみにされていてありがたい」と話す。チョコレート好きの人がインターネットで仲間を募って共同購入することもあるという。
「デラックスミルクチョコレート」は1枚1,200円。サイズは300ミリ×90ミリ×20ミリ。窓口販売は月曜~金曜の10時~16時。11月5日、19日、12月3日の土曜も販売を予定。問い合わせは日本チョコレート工業協同組合(TEL 03-6324-1215)まで。