板橋・大山にあるマンションディベロッパーのリブラン(板橋区大山町)が10月23日、上野水上野外音楽堂(台東区)で音楽イベント「東京ヒマつぶし音楽祭」を初開催する。
同社は室内で音楽を楽しめることをコンセプトにした賃貸物件「MUSISION(ミュージション)」を施工しており、それぞれの物件内で住民とコラボイベントを行うなど、普段から積極的に音楽シーンに関わっている。
イベントを企画した同社の山下大輔さんは「住民にはミュージシャンの方も多く、彼らと交流する中で、もっとたくさんの人と一緒に音楽を楽しめる場があればと考えるようになった」と話す。「例えば休日にどこか遊びに行こうという話になった時、映画やショッピング、グルメなどを思い浮かべるのが一般的。その選択肢の中に『音楽』が入るぐらい、音楽を身近なレジャーとして一般化したい。リブランが音楽シーンに一石投じられれば」とも。
同イベントの出演者にはMUSISIONに住む人を中心にさまざまなジャンルの音楽家がそろい、「和楽器を演奏する人もいれば、CMなどに楽曲を提供している南米のミュージシャンも出演する。今回の出演交渉の際にはミュージシャンに対して『音楽に詳しくない人1000人を楽しませるステージを』とお願いした。音楽を自由に気軽に楽しんでもらうイベントにできるよう、出演者も楽しみながら準備をしている」と山下さん。
「『どうして不動産屋が音楽イベントを?』と聞かれることも多いが、社内の人間にとってはとても自然な流れだった。今までも会社としてコメ作りをしたり、仮設住宅×緑のカーテンのプロジェクトを立ち上げたりしてきた。社員それぞれの個性を伸ばしながら、心地よい居場所をつくっていくのがわが社の社風。これからもいろいろなことにチャレンジしていきたい」と意欲を見せる。
12時30分開演、18時15分終演予定。チケット料金は前売り=2,000円、当日=2,500円、高校生以下無料。