板橋区は11月2日、「板橋平和のつどい」式典を板橋区立文化会館(板橋区大山東町)で開催する。
東京オリンピック開催の年を舞台とした映画『ALWAYS 三丁目の夕日‘64』の上映も
1985(昭和60)年1月1日に板橋区は「平和都市宣言」を行い、以来、さまざまな平和記念事業を展開している。
1992年に、広島市の「平和の灯」と長崎市の「誓いの火」から採火した灯を合わせ、板橋区平和公園(板橋区常盤台4)内にある平和の灯モニュメントと区役所本庁舎1階の壁面に設置した灯火台で「平和の灯」としてともし続けいる同区。戦後50年にあたる1995年から区立中学校の代表を被爆地に派遣する「中学生広島平和の旅」事業を、2011年からは長崎の平和祈念式典に参加する「中学生長崎平和の旅」を実施し、現地で毎年8月に開催される平和事業への参加を募ってきた。
「板橋平和のつどい」もその一環で、式典では、今年実施した「中学生平和の旅」(広島・長崎)に参加した中学生が「平和都市宣言」の宣言文を朗読、「平和の旅」の体験発表を行った後、映画「ALWAYS 三丁目の夕日'64」を上映する。会場内には、区内の小中学生が平和と戦争をテーマに描いた絵画・ポスターの優秀作品を展示する。
式典に先立って「板橋平和の灯」のパレードも行われ、板橋区立中学校全23校から2人ずつ参加した計46人の中学生が隊列を組み、同区役所庁舎の灯火台から採火した火をともしたランタンを手に、区立板橋第一中学校吹奏楽部の生徒に先導されて庁舎から同会場に至る通りと商店街の約500メートルを練り歩く。
開催時間は、パレードが15時50分~、式典は17時~20時30分ごろ。
参加無料。往復はがきによる事前応募制(10月11日必着)。定員は抽選で1200人。