板橋区立企業活性化センター(板橋区舟渡1)で8月30日、飲食店向けコンサルタントを目指す人のための「飲食店の経営支援人材育成セミナー」が行われた。
板橋区が本年度推進している「光輝く飲食店経営ネットワーク創造事業」の取り組みの一つ。区内飲食店の活性化を図るため、飲食店に対して専門性を持って経営上のコンサルティングができる人材を育成することを目的に開かれた。
板橋区立企業活性化センターの中嶋修センター長など3人が登壇。飲食店経営にまつわる経営改善の心構えや、区内にある飲食店での経営支援実例などについて約3時間にわたって話をした。
板橋区経営改善チームは「板橋モデル」と呼ばれ全国から注目されている。よろず支援拠点全国本部の委員長も務める中嶋センター長は「経営改善支援のできる人材はまだまだ足りず、育成は急務。飲食店支援がテーマだが、この板橋モデルの手法を習得すれば、他の業種での企業支援もできる人材が育成されると考えている。支援できる人材を増やし、必要なところに確実に支援が行き届くようにしていきたい」と話す。
9月には第2回セミナーが開かれ、その後、実際に飲食店を訪れて課題の把握やアドバイスを考える実践講座が行われる予定。11月には飲食店を盛り上げるための食イベントなども企画しているという。