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板橋で「子ども食堂」テーマにフォーラム 急増への問いかけも

今回の板橋茶論 子ども笑顔フォーラムのチラシを持つ事務局の和田さん

今回の板橋茶論 子ども笑顔フォーラムのチラシを持つ事務局の和田さん

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 都営三田線蓮根駅近くの蓮根地域センター(板橋区坂下2)で8月21日、子ども食堂に関する集会「板橋茶論・子ども笑顔フォーラム 子ども食堂を考える」が開催される。

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 主催は、区内で「知の地産地消」を目指して2009年から活動している板橋茶論。同会は組織のかたちを取ってはいないが、今まで40回に及ぶ勉強会を不定期に開いてきた。今年で7周年を迎える同会が「子ども笑顔フォーラム」の第1弾として、区内でも急増している子ども食堂について取り上げる。

 子ども食堂は当初、子どもの貧困対策として注目を集めたが、「月2回程度の廉価な夕食提供で貧困の解決になるのか」という批判や、「子どもが主役であるはずなのに大人の居場所になっている」との異論も出ているという。事務局で立教大学文学部教育学科准教授でもある和田さんは「徹底的に子どもにとっての視点から地域社会のこれからを話し合いたい」と話す。

 当日は、子ども食堂の名付け親であり大田区で「きまぐれ八百屋だんだん」を営む近藤博子さんを招き、「地域を変えるチカラーひとつでも変えられる、ひとりでも変えられる」をテーマに問題提議を行う。併せて、3月から区内で子ども食堂「わくわくランド」を始めた中田博善さんが実践報告として「僕が子ども食堂を始めたワケ」を話す予定。

 開催時間は14時~16時30分。参加費は300円。申し込み方法などはホームページで確認できる。

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