都営三田線「西高島平」駅近くにあるカレー専門店「ブラウンオニオンカレーファクトリー」(板橋区高島平5、TEL 03-5967-1477)が2月18日から、「ブラウンオニオンオリジナル ポークジンジャー」の提供を土日のみ・数量限定で始める。
店舗の外観や内装にも、ブラウンオニオンならではのスタイリッシュなこだわりがうかがえる (写真)
同店がオープンしたのは2015年6月。元々は都内にある取引先店舗に卸すためのカレーを仕込む工場として事業を始めたが、同店の店長・兼間慎さんによると「飲食店舗だった場所を居抜きで改装して、飲食店としてもスペースを有効活用できるのではないかとオーナーシェフが考えていた」という。オープン当初、平日は工場・土日はカレー専門の飲食店として営業。その翌月にはテークアウトメニューとしてカレー弁当を増やし、カレーラーメンを開発した夏過ぎには金曜も飲食店営業を行うことにした。
兼間店長は「営業しながら徐々にメニューを進化させ、飲食店としての機能も充実させていく中で、開発したカレーうどんを金曜以外の平日限定メニューとすることで平日営業も始めることを決めた」といい、「工場としての稼働もあって配送もあるため、夜間の営業が現体制ではなかなか難しい。無理に飲食店としての営業時間を増やすことよりも、限られた時間の中でまずは最大限のサービスが提供できるようにしよう」と、ランチタイムのみの飲食店営業を続けている。
「提供メニューが安定してきた中で、そろそろ新メニューを」と昨年後半から開発を進めて今回新たに増やしたのは、土日のみ数量限定で提供する「ブラウンオニオンオリジナル ポークジンジャー」。スパイスを効かせた豚肉ロースのしょうが焼きをメインにした定食メニューで、「甘いキーマカレーをのせたライスもあって、辛いのが苦手な方や子どもでも食べやすいオリジナルメニューになっている」と兼間店長。
そのほか20日からは、「クリームコロッケ」「チーズエッグ」のトッピングを組み合わせた平日のみの限定メニューも新たに提供する。
メニュー開発や提供サービスのこだわりについて、兼間店長は「テークアウト用のカレー弁当や、カレーラーメン、カレーうどんの時も同じく、メニューのラインアップを単純に増やしたというだけではない。『その新メニューをメインにした別店舗を出せるレベルにする』という店の信条がある」と話し、「メニューの品質はもちろん、店の雰囲気づくりやサービスも併せて、来店した方々が店を出る時に幸せな気持ちになってもらえることが一番。地域の方々の暮らしに楽しみの場を一つ増やしていけるよう、心のこもったサービス提供をこれからも心掛けたい」と語る。
「高島平エリアの再開発が始まって、店の周辺でも住宅やテナントスペースの改築などが増えているように感じる。オーナーシェフとよく話す話題の一つに『西高島平はおしゃれな町になる』というのがあって、うちの店がそんなムーブメントのけん引役として地域に貢献していくことができたらうれしい」とも。
営業時間は11時~15時。火曜定休。